2026年8月、全国の店舗、本社、工場からBAKE INC.(以下、「BAKE」)のメンバーが一堂に会する「BAKE INC. キックオフミーティング 2026」を開催しました。
例年より少し時期をずらし、新しい期がスタートした8月の開催となった今回のキックオフ。
すでに新しい期が動き始めているからこそ、今期のテーマや目指す方向を共有し、全員の目線を合わせて、スピード感を上げて突き進むための重要な一日となりました。
コロナ禍を経て、2023年に再開したキックオフミーティング。2024年からは、毎年テーマを設け、全員で目指すべき姿を共有してきました。
全員がひとつになって課題に挑む『ONE BAKE』。(2024年)
トップダウンではなく、仲間と対話を重ねながら課題を解決していく『INTERACTIVE』。(2025年)
ひとつになり、対話を深めることで強い組織の土台を作ってきた私たちが、今年さらなる進化を目指して掲げたテーマが『SCRUM』です。

私たちがこれから挑む、数々の高い目標と大きな壁。
これは、今までのようにただ横と繋がるだけでは越えられない—— そのように私たちは考えています。
一人ひとりが当事者としてスクラムを組み、苦戦する仲間がいれば、カバーし合う。これまでに培った土台を「実行と突破」の力に変え、ひとつの塊となって押し切っていく。『SCRUM』というテーマには、全員でひとつのチームとして未来へ突き進んでいこうという強い意思を込めました。
そして、スクラムといえばラグビー!
ということで、この日はBAKE公式アプリのオリジナルキャラクター「ばけるブラザーズ」も特製のラグビーユニフォーム姿で参戦!参加者の名札にもこのイラストをプリントし、『SCRUM』を意識してもらえるような仕掛けを凝らしました。

誰か一人の力に頼るのではなく、全員が当事者として想いをつないでいく——。
そんな『SCRUM』の精神が色濃く表れたのが、「接客コンテスト表彰式」と「表彰式」でした。そこには、挑戦する人を仲間が支え、次の人へバトンを渡していく、BAKEのさまざまな姿がありました。
まずは、日頃から現場の最前線でお客さまと向き合う店舗メンバーが輝く「接客コンテスト」のストーリーからご紹介します。
今年で3回目の開催となった接客コンテスト。
初年度は全店長、2年目は各店代表1名(一般社員へ拡大)と挑戦の幅を広げ、さらに今年は「店舗の全員に挑戦の機会を」という想いから、1店舗からの複数エントリーを可能とし、さらに、日頃から現場の最前線を支えてくれているアルバイトスタッフまで対象を拡大。
その結果、全国から78名ものスタッフがエントリーし、予選を勝ち抜いた10名が決勝の舞台に立ちました。

その中には、今回から拡大された応募枠から、アルバイトスタッフとして唯一ファイナリストとなった、BAKE CHEESE TART 仙台店の正木さんの姿もありました。
実は仙台店は、記念すべき第1回接客コンテストで優勝者を輩出した店舗。
先輩たちが築いてきた接客への熱意は、社員だけでなくアルバイトとして働く正木さんにもしっかりと受け継がれていました。
※挑戦の輪が広がるきっかけとなった、第1・2回の上位入賞者インタビューもあわせてご覧ください。
お客さまの「しあわせ」をつくるのは、私たち。接客コンテスト上位入賞者が語る、BAKEの接客マインド
今回の決勝コンテストで見事優勝に輝いたのは、新卒2年目でこの大舞台に挑んだ RINGO 天神地下街店の西さん。そして、優勝の盾を手渡すために登壇したのは、昨年の優勝者であり、そして同じ店舗で西さんを支えてきた先輩である森澤店長でした。
昨年の覇者から、その背中を追いかけてきた新卒2年目の後輩へ——。盾とともに、接客への想いが次の世代へと渡される場面となりました。
西さんは、安堵と緊張の入り混じった表情で、今回の経験についてこう語りました。

「新卒2年目でこのような素晴らしい機会をいただいて、すごく緊張しましたが本当にありがたい経験になりました。そして何より、普段から私の接客を褒めて伸ばしてくださる森澤店長からこうして盾をいただけたことが一番嬉しいです。日々、店舗に立つ際、アルバイトスタッフのみなさんが私の接客を真似してくれているなと感じることがよくあります。だからこそ、自分自身が背中で示せるよう、日々「意味のある接客」をしっかりと届けていきたいと改めて思いました」
第1位 RINGO 天神地下街店 西さん(中央)
第2位 RINGO 三越豊田店 牧原エース店長(左)
第3位 PRESS BUTTER SAND そごう千葉店 岩松店長(右)

接客コンテストに続いて行われたのは、日頃の成果やVALUEの体現を称える表彰式です。
今年は表彰の仕組みを変更し、BAKEのMISSION「しあわせに、BAKEる。」、VISION「お菓子を、進化させる。」、そして3つのVALUE「想うことから始める」「かっこよく、遊びをしくむ」「まず自分がやる」を体現したチームを称える「VALUE賞」のノミネート枠を8組に拡大、その8組の中から「会長賞」「MVP賞」を選出しました。
表彰式パートが始まると、早速VALUE賞ノミネート8組の発表が始ま…るはずでした。
しかし、ここで司会者から「実は予定にはなかったのですが、急遽、笠井社長から特別賞を授与したい方がいます…!」という突然のアナウンス。
マイクを握った笠井社長が語ったのは、今年から対象を広げた接客コンテストについてでした。
「今年から対象を広げて開催した接客コンテスト。その中で、アルバイトでありながら堂々と応募し、高得点を獲得して決勝の舞台に立ち、見事な接客を見せてくれた方がいます。我々のビジネスは、ここにいる店長さんたちに支えてもらっているところが大きい一方、700名を超える店舗社員やアルバイトのみなさんがいてこそ成り立っている。……ここまで言えば、誰を表彰したいかわかりますよね」
スクリーンに大きく映し出されたのは、先ほどの接客コンテスト表彰式でアルバイト唯一のファイナリストとなったBAKE CHEESE TART 仙台店の正木さんのお名前でした。
予定されていなかった特別賞の発表に正木さんも驚いた様子で「意味がわからないんですが……!」と涙を見せながら壇上へ向かいました。

そして、正木さんは受賞の喜びと、支えてくれた店舗メンバーへの感謝をこう語りました。
「アルバイトですが決勝に残れて、ここまで頑張れたことが本当に嬉しいです。練習にずっと付き合ってくださった仲村店長、そして支えてくださった店舗の皆さん、本当にありがとうございました!」
その様子を客席から見守っていたのは、第1回コンテストの優勝者でもある仲村店長。仲村店長も涙を浮かべながら、正木さんへ拍手を送っていました。
第1回の優勝者から、今回のアルバイトスタッフへ。
BAKE CHEESE TART 仙台店で受け継がれてきた接客への姿勢が次の挑戦へとつながった瞬間でした。
続いて、今年の「VALUE賞」ノミネート8組が発表されました。
▼PRESS BUTTER SAND ミナモア広島店(写真左)、BAKE CHEESE TART グランスタ丸の内店(写真右)

▼RINGO 天神地下街店(写真左)、PRESS BUTTER SAND 東京駅南通路店(写真右)

▼ブランドプラットフォーム部(写真左)、外販営業部(写真右)

▼情報システム部(写真左)、北海道工場(写真右)

その中から、会長自らが選出する「会長賞」に輝いたのはブランドプラットフォーム部。
そして「MVP賞」を獲得したのは、店舗として初の受賞となった、BAKE CHEESE TART グランスタ丸の内店でした!
昨年4月、BAKE CHEESE TARTのリブランディングに伴い現在の店舗へ異動したグランスタ丸の内店の椎葉店長。一番目にリブランディングを迎えた店舗として、当初は責任の大きさを感じていたと語りました。

「先ほどVALUE賞をいただいたときも驚いたのですが、まさかMVPまでいただけるなんて、とても光栄です。日々支えてくださる上司はもちろん、ついてきてくれた社員・アルバイトのおかげでもあるので、みなさんに感謝しています!」
先輩・後輩の絆、そして現場を支えるすべての人への感謝。
一人ひとりが当事者として肩を組み、支え合う。まさに今期のテーマである『SCRUM』を感じられる表彰パートとなりました。
キックオフ終了後は、懇親会を開催しました。
乾杯に先立ち上映されたムービーでは、ユニフォーム姿の「ばけるブラザーズ」が現れ、前期のさまざまなトピックを振り返ったあと、「ばけるブラザーズ」とお揃いのラグビーユニフォームを着た役員陣が登場!!

画面の中で役員陣がラグビーボールをパスした直後、映像は店舗のメンバーがお客さまへ商品を手渡すシーンへ。
経営陣から現場まで、それぞれの仕事がつながっていて、みんなでひとつのスクラムを組んでいる——そんなメッセージが込められた、遊び心たっぷりのオープニングムービーです。
ムービーの上演が終了すると、社長をはじめとする取締役・執行役員・部室長たちが、サプライズでユニフォーム姿で登場!会場は大きな歓声と拍手に包まれました。

懇親会中には「パスのシーン、最高でした!」と役員にフランクに声をかけにいくメンバーの姿もあちこちで見られ、普段とは少し違った雰囲気のなかで、部署や役職を越えて交流する時間となりました。
この日のキックオフでは、取締役からも今期の方向性やBAKEの未来についてメッセージが伝えられました。
笠井社長は、「同じスタートラインに立つための場にしたい」とこの日の趣旨を語ったうえで、こう話しました。

「今期はとにかく『実行しきる』一年にしたい。どんなに素晴らしい戦略や商品があっても、実行されなければ意味がありません。今期は『決める』『動く』『やり切る』を徹底し、商品を売って終わりではなく、一人のお客さまとの関係を長く育てる会社を目指します」
続いて、山田会長から語られたのは、「Leave It Better(より良いかたちで残す)」というメッセージ。
「会社は私たちが一時的に預かり、成長させて次の世代へ渡していくもの。だからこそ自分がいる間に何を成し遂げ、去るときに何を遺せたかが重要です。私がBAKEに一番遺したいものは『変化できるDNA』。過去の成功に固執せず、正解が変わったときに自らも変われる。実験し、失敗から学んで挑戦し続ける組織こそが、本当に強い会社です」

さらに、お客さまへ届ける「ブランド」について、次のように語りかけました。
「ブランドとは、商品やロゴそのものではなく『記憶』です。
お店で感じたあたたかさ、商品を買ったときのワクワク、誰かに手渡したときの笑顔、一緒に食べた愛おしい時間。その一つひとつの体験がお客さまの記憶となり、積み重なってブランドになっていく。その大切な記憶をつくっているのは、現場にいるみなさん一人ひとりです」
そして最後に、全メンバーへ向けて、こう締めくくりました。
「明日、今日より良い店舗へ。今日より良いチームを次の仲間へ。今日より良い体験をお客さまへ。そして、今日より良いBAKEを次の世代へ——。全員でスクラムを組んで、前へ進んでいきましょう」
西さんが森澤店長から受け取った盾。
正木さんに贈られたサプライズの特別賞。
そして、店舗のメンバーが日々お客さまに届けている一つひとつの接客。
振り返ってみると、そこには「Leave It Better」という言葉につながる、さまざまな「受け継ぐ」「受け渡す」姿がありました。
今年のテーマは『SCRUM』。
一人ひとりが当事者として動き、仲間と支え合いながら、一つひとつの仕事を次へつないでいく。
渡されたバトンを、今日より良いかたちで次へ。
それぞれの場所で、それぞれの役割を担いながら、BAKEのメンバーは今期も前へ進んでいきます。
郡司 朋幸 / 江夏 好美 / 服崎 竜之介 / 鈴木 将人 / 並木 亮輔 / 宇田 栞 / 末田 遥香 / 田村 輝子 / 青木 桃加 / 福田 一樹 / 出田 明日香 / 平戸 秀一 / 細木 さゆり / 岡田 百可 / 岩澤 奈津美 / 大和 明日香 / 木幡 博 / 久保田 由美
Text by 久保田 由美 Photo by 森山 広三