2026年9月16日(水)、JR東京駅「グランスタ東京」に、BAKE INC.(以下、「BAKE」)の新たな挑戦となるコーヒー菓子専門ブランド「A Bite Coffee(ア バイト コーヒー)」がオープンします。
「お菓子を、進化させる。」をビジョンに掲げるBAKEが、今回着目したのは日常の嗜好品として深く根付いている「コーヒー」。
これまで「飲む」ものだったコーヒーを、あえて「食べる」という新しい選択肢として提案する「A Bite Coffee」は、構想から開発・出店まで約2年もの歳月をかけて誕生しました。
ひとくちの中に、コーヒーの香りや苦み、余韻をどう閉じ込めるのか。
その味わいを、どんなデザインで表現するのか。
そして、忙しい日常の中で、どんな「コーヒー時間」を届けるのか。
今回は、ブランドの立ち上げに携わったプロジェクトマネージャーの馬場、商品開発担当の大嶽、クリエイティブ担当の今田の3名に、「A Bite Coffee」が生まれるまでのストーリーを伺いました。
― まずは「A Bite Coffee」の特徴について、ブランド担当の馬場さんにお話を伺います。なぜ今、コーヒー菓子の専門ブランドを作ろうと考えたのでしょうか?立ち上げの背景を教えてください。
馬場:コーヒーって、朝の目覚めや仕事の合間など、私たちの生活様式の中に習慣として強く根付いていますよね。一方で、世の中の働き方やライフスタイルはどんどん多様化しています。
そうした中で「コーヒー=飲むもの」という固定観念を一度解きほぐし、「食べる」という新しい形で提案できれば、これまでの飲む習慣を壊すことなく、お菓子ならではの新しい体験価値を生み出せるのではないか。そう考えたのが、「A Bite Coffee」のスタートでした。
― 「コーヒーを食べる」という提案ですが、お客さまには具体的にどのような体験として届けていきたいですか?
馬場:単に「おいしいコーヒー味のお菓子」を届けるのではなく、ひとくちで気持ちを切り替えられる「マインドリセット体験」をお届けしたいと考えています。
Reset : 香りを嗅ぎ、日常のノイズを消して「自分」に戻る。
Relax : 味わい、心地よい苦みを愉しむことで大人の余裕と安らぎを得る。
Refocus: 口に残る豊かな余韻に浸り、思考が整って次の一歩が軽やかになる。
「コーヒーの心地よい香りに癒やされたいけれど、ゆっくりカップを持つ時間がない。」
そんな忙しいシーンでも、ひとくち食べるだけで、日常の空間が「自分だけのカフェ」に変わる。そんなふうに、日常に寄り添うリフレッシュの時間を届けていきたいです。
― そうした背景から生まれたブランドコンセプト「ひとくちのコーヒー体験」には、どのような想いを込められていますか?
馬場:「ひとくちのコーヒー体験」には、コーヒー豆が持つ本来の奥深さを、単に「飲む」だけでなく「食べて楽しむ」という新しい体験として届けていきたい、という想いを込めています。
カフェでメニューを選ぶときのように、「今日はカフェラテ気分」「次はビターなエスプレッソ」と、お菓子を選ぶワクワク感をそのまま閉じ込めました。ひとくちかじった瞬間に、コーヒー本来の芳醇な香りやほろ苦さが広がり、余韻まで楽しめる。甘すぎるお菓子が少し苦手な方にも満足していただけるような、大人のための味わいを目指しました。

― BAKEがこのブランドに挑戦する意義は、どんなところにあるとお考えですか?
馬場:BAKEはこれまで、1つの素材から商品を拡張する「1ブランド1マテリアル」の戦略のもと、素材の専門性を研ぎ澄まして、お菓子を進化させてきました。一方、コーヒーは市場としては成熟していますが、お菓子の世界ではまだフレーバーのひとつにとどまっていて、コーヒーそのものを主役にしたブランドは確立されていません。
だからこそ、私たちがこれまで培ってきた開発力とブランド創出のノウハウを活かせば、新しいカテゴリーを切り拓けるのではないかと考えました。「コーヒーをお菓子にする」のではなく、「食べるコーヒー」という新しいジャンルそのものを作る。BAKEだからこそ挑戦できるテーマだと思っています。
― いよいよ「A Bite Coffee」がローンチを迎えます。今のお気持ちを聞かせてください。あわせて、お客さまへ一言お願いします。
馬場:企画から出店まで約2年。当初の企画から商品をブラッシュアップし続け、ローンチギリギリまで、味はもちろん、商品のサイズや厚み、コーヒーの香りの立ち上がり方まで、妥協なくこだわり続けました。
今回出店させていただく東京駅は通勤や出張で訪れるビジネスパーソンから、国内外の観光客まで、さまざまな人々が行き交う場所です。だからこそ、手土産やギフトにぴったりな箱菓子だけでなく、ご自宅でのティータイムや仕事の合間に楽しめるワンハンドスイーツまで、日常のさまざまなシーンに寄り添うラインナップを用意しました。
ひとくちかじった瞬間に、コーヒー本来の芳醇な香りとほろ苦さが広がります。ぜひ「A Bite Coffee」で、自分だけのコーヒー時間を見つけていただけたら嬉しいです。
また、今後は「食べるコーヒー」の可能性をさらに探求するとともに、魅力的なコーヒーショップの方々とのコラボレーション商品なども積極的に企画開発していく予定です!これからの「A Bite Coffee」の展開にも、ぜひご期待ください!
― 続いて、商品企画開発担当の大嶽さんに、商品のこだわりについて聞いていきたいと思います。馬場さんのお話にもあった「本格的なコーヒー体験」のために、素材や製法にはどんな工夫を凝らしたのでしょうか?
大嶽:一番のポイントは、コーヒー豆そのものを生地に練り込む製法を採用した点です。
抽出したコーヒーは、どうしても香りが飛んで味わいがぼやけてしまいがちです。そこで、豆をそのまま使うことで、口に入れた瞬間に立ち上がる香りや深みのある苦み、そして長く続く余韻を引き出すことができます。
今回のラインナップの一部商品には、自家焙煎コーヒーの名店である「サザコーヒー」のケニア産コーヒー豆を採用し、お菓子としての完成度を追求しました。
― コーヒー豆をそのまま練り込むと、粒々とした食感が気になったりしないのでしょうか?
大嶽: はい。実はその「豆の粉砕度合い(グラインド)」と「パウダーの量」のコントロールが一番苦労したポイントであり、最大のこだわりです。
コーヒー豆は粒が荒すぎると口に残り、食感を損ねてしまいます。そこで、ザクッとした食感と香ばしさを生かしたい商品には「9番挽き」という粗さの豆を合わせ、口溶けのなめらかさや心地よい苦みを効かせたい商品には微粉末の「マイクロパウダー」を採用しました。ミリ単位でグラインドや配合量を微調整することで、商品ごとにまったく異なるテクスチャー、香り、ほろ苦さを引き出しています。
― 商品を開発するなかで、特に苦労したのはどんなところですか?
大嶽:商品ごとに異なるテクスチャーや味わい、香り、苦みをどう表現するかには、本当に苦労しました。
同じ豆を使っていても、挽き方や配合量が少し違うだけで、仕上がりは大きく変わります。狙った味わいにたどり着くまで、何度も試作を重ねました。
― どのような商品ラインナップを展開されるのでしょうか?
大嶽:東京駅という「ギフト需要」と「自家需要」の双方が求められる立地を考慮し、「箱菓子」と「生菓子」の2軸でラインナップを組み立てました。
まずは、箱菓子からご紹介します。
一つ目はブランド名を冠した「A Bite Coffee クッキー」。
コーヒーが香るサクサクのクッキーでダークチョコをサンドしています。ひとくち噛んだ瞬間、中からビターなエスプレッソソースがとろりと溢れ出します。
コーヒーの香り、クッキーの食感、チョコレートのコク、エスプレッソソースのほろ苦さ。ひとくちの中にさまざまな味わいが重なり合う、濃密な「ひとくち体験」をしていただけるかと思います!

続いて「カフェラテ ベイクドチョコクッキー」。
コーヒーの香りを閉じ込めたチョコレートコーチングを、じっくりと香ばしく焼き上げた「焼きチョコ」に、ほろ苦いブラックココア入りのクッキーを重ねました。淹れたてのカフェラテのような味わいを表現しています。

「キャラメルラテ ラング」は、サクサクと繊細にほどけるコーヒーラングドシャに、濃厚なキャラメル風味のチョコレートコーチングを流し込んでいます。一緒に食べたときに、まるでキャラメルマキアートのような味わいになるよう設計しました。ひとくちの中で、それぞれの味わいが重なり合う瞬間を楽しんでいただけたら嬉しいです。

「カフェモカ ティグレ」は、コーヒー香るしっとりとしたフィナンシェ生地に、コーヒー豆とミルクチョコレートを合わせたコーヒーチョコレートを流し込んでいます。口に入れた瞬間に広がる香ばしさと、ミルクチョコレートのやさしい甘み。そして、後から追いかける、ほろ苦い余韻をお楽しみいただけます。

さらに、ブランドを象徴する「A Bite Coffee クッキー」3個と「カフェラテ ベイクドチョコクッキー」8個を詰め合わせたセット商品もご用意しています。

― 「カフェラテ」「カフェモカ」「キャラメルラテ」などのワードが出てきて、まるでカフェでドリンクメニューを選ぶときのように気分にあわせて選べそうですね!
大嶽:まさにそのイメージです。「今日はカフェラテ気分」「次はビターなエスプレッソ」というように、カフェでメニューを選ぶ感覚をお菓子でも楽しんでいただきたいです。
続いて、生菓子をご紹介します。生菓子は、オープン時には2品を展開します。
一つ目は「A Bite Coffee ゼリー」。
甘さ控えめの軽いクリームの下に、濃厚でなめらかなラテプリンを重ねています。
食べ進めると、コーヒーのコクやキレがじわっと効いてくる、大人向けのゼリーに仕上げました。三層それぞれの食感や香りの違いを、ひとくちの中で楽しんでもらえたら嬉しいです。

もう一つは「ティラミスシュー」。
芳醇なケニア産コーヒーの香りと、とろけるマスカルポーネの組み合わせが絶妙で、シュー生地の中に本格的なティラミスの味わいをぎゅっと閉じ込めています。特別なティータイムにも、東京駅でのちょっとした休憩にもぴったりの一品に仕上がったと思います。

―全種類食べたくなってしまいますね!これからの展開も非常に楽しみです。
大嶽:単にコーヒー味のお菓子を作るのではなく、素材の挽き方から構造までミリ単位で向き合い、「食べるコーヒー」としての新しいおいしさを追求し続けた2年間でした。
今後もコーヒー菓子という新しいカテゴリーの可能性をさらに広げ、ラインナップの拡充を図り、全国のより多くのお客さまへ、この「ひとくちのコーヒー体験」をお届けしていきたいと考えています!
― 最後に、デザインやクリエイティブについて担当の今田さんにお話を伺っていきます。まず、「A Bite Coffee」のクリエイティブコンセプトについて教えていただけますか?
今田:クリエイティブコンセプトは「LightRich(ライトリッチ)」としました。
コーヒースイーツの最大の魅力は、コーヒー特有の深い苦みや満足感(Rich)がありながらも、ミルクや甘みが加わることで、重すぎず軽やか(Light)に楽しめる、その絶妙なバランス感にあると考えています。
この「並んで共存する、軽やかさと濃厚さ」を、ブランド全体のデザインや世界観として表現したい。
そう考え、この言葉に行き着きました。ビジュアルや空間全体を通して、深みがありながらも重すぎず、どこか軽快で日常に寄り添うような世界観を目指しています。
― ブランドのロゴも非常に印象的ですね!このロゴには、どんな意味が込められているのでしょうか?

今田:「A Bite Coffee」のお菓子は、コーヒー豆を細かく砕き、その香りや味わいを生地の中に閉じ込めているのが大きな特徴です。その製法に着目し、「コーヒーミルの回転する刃」から着想を得て、ロゴマークをデザインしました。
四角形でお菓子を、周りに散りばめられた細かなドットで、挽かれていくコーヒー豆を表現しています。
一見するとグラフィカルで機械的なモチーフですが、そこにお菓子らしい温かみも同時に感じられるよう、バランスを意識しました。
― ブランドカラーの考え方についても教えてください。
今田:ブランドカラーも「LightRich」のコンセプトをベースに、ストーリーのある4色を定義しています。
【ブラウン】A Bite Coffee Brown
コーヒー豆そのものを表現した、ブランドの核となるメインカラー【グレーホワイト】Ingredients White
ミルクや砂糖、小麦粉など、お菓子作りに欠かせない白い原材料をイメージ【ピンクゴールド】Roastery Pink Gold
コーヒーマシンの金属感を連想させる、カッパーよりも明るく上質なメタリックカラー【イエロー】Sunlight Yellow
コーヒーの木を育む温かな太陽の光をイメージした、鮮やかなアクセントカラー
ベースのデザインとしては、シックなブラウンと軽やかなホワイトグレーで美しい2トーンの印象を作りつつ、特別感のある商品にはピンクゴールドを効かせて、重すぎない華やかさをプラスしています。
また、アクセントカラーには太陽をイメージしたイエローを効かせています。単に「コーヒー=茶色」とするのではなく、素材やその背景にあるストーリーまで含めてデザインに落とし込みました。
― パッケージデザインへのこだわりについても教えてください。
今田:パッケージについても、ロゴや「LightRich」の考え方を落とし込んで制作しています。ブラウンやホワイトグレーをベースにしながら、アクセントカラーとしてイエローを使うことで、シリーズとしての統一感を持たせつつ、それぞれの商品を見分けやすくしました。

特にデザインや設計にこだわったのは、「キャラメルラテ ラング」と「カフェモカ ティグレ」の袋型のパッケージです。
「PRESS BUTTER SAND」は、お菓子なのに無機質な段ボールの箱に入っているという、ちょっと意外な組み合わせがおもしろいと思っていました。そこで感じた良いギャップを、「A Bite Coffee」でも再現できないかと考えたんです。そのとき、お菓子を緩衝材で守るようなイメージが浮かび、それがそのままパッケージになったらおもしろいのではないかと。そこから考え、ブラッシュアップを重ねていき、今のかたちにたどり着きました。
また、写真だと少し分かりづらいかもしれませんが、ショッパー(紙袋)も光を反射してキラキラと輝く素材感に仕上げています。多くの人が行き交う東京駅の中でも、一目で存在感を放つデザインになったと思っています。細部までこだわり抜いて形にした世界観なので、ぜひ店舗で、空間ごと楽しんでいただけたら嬉しいです!

店舗名 :A Bite Coffee グランスタ東京店
所在地 :〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
JR東京駅 グランスタ東京 地下丸の内改札内エリア
営業時間 :平日・土 8:00~22:00、日・祝日 8:00~21:00
※翌日が休日の場合は、22:00まで営業
※オープン日のみ、10:00より営業開始
定休日 :館に準ずる
オープン日:2026年9月16日(水)
「飲む」から「食べる」へ。
コーヒーという身近な習慣に、これまでにない新しい選択肢を加える「A Bite Coffee」。
「食べるコーヒー」という、これまでになかった新しい体験を、どうすればひとくちのお菓子にできるのか。
その答えを探し続け、味・デザイン・体験のすべてにこだわり抜いた約2年間。その積み重ねの先に、ひとくちのお菓子で楽しむ新しいコーヒー体験が生まれました。
東京駅から始まる、BAKEの新たな挑戦。
ぜひお店に足を運んで、自分だけのお気に入りの「ひとくち」を見つけてみてください。
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ブランドサイト https://a-bite-coffee.com/
Instagram https://www.instagram.com/abitecoffee
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Text by 久保田 由美
A Bite Coffee
A Bite Coffeeの商品のオンライン販売は10/16に開始いたします。「A Bite Coffee」が提案する「ひとくちのコーヒー体験」をお楽しみください。