2022.04.27

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プレスバターサンド誕生5周年!贈りたい気持ちに寄り添う、365日のギフトブランドを目指して(ビジネス編)

プレスバターサンド誕生5周年!贈りたい気持ちに寄り添う、365日のギフトブランドを目指して(ビジネス編)

2022.04.27

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2017年4月27日。バターサンド専門店「PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)」は、BAKE INC.初の箱菓子ブランドとして誕生しました。

「焼きたてのバターサンドを買って、新幹線の中で食べるのが好き♪」
「出張で上京したときの妻への土産は、いつもプレスバターサンドなんですよ」
「取引先への手土産にちょうど良くて。男女問わず、喜んでもらえるから」

東京駅構内の1号店には、お土産やご旅行のお供にと、連日たくさんのお客さまにご来店いただき長~い列が。

オープン間もない「PRESS BUTTER SAND 東京駅店」の様子

あれから5年経ち、現在では国内外に26店舗(常設店舗のみ)を構え、オンラインでもお買い求めいただけるブランドへと成長しています。

日頃よりご利用いただいているお客さま/ファンの皆さま、支えてくださるお取引先の皆さま、本当にありがとうございます!

今回のTHE BAKE MAGAZINEは、ブランド誕生から5周年を迎えた「PRESS BUTTER SAND」の今、そしてこれからについて、事業面(前編)とクリエイティブ面(後編)から掘り下げます。

事業面(前編)では、2018年にPRESS BUTTER SANDの事業部長としてBAKE INC.へジョインし、ブランドの成長を牽引してきた、執行役員の中野 剛に話を聞きました。

 

常識を打ち破った、“逆張り”のブランド

中野さんは、大学卒業後からずっと洋菓子業界一筋ですが、PRESS BUTTER SANDがローンチされたとき、社外からどう見ていましたか?

衝撃でしたね!わかりやすいお菓子・わかりやすいパッケージの商品が売れる、という自分の中の常識が崩れ去りました(笑)

BAKE CHEESE TARTやZAKUZAKU、RINGOと、BAKEが手掛けるブランド自体、“焼きたては効率が悪い”という業界の常識を打ち破ってきたわけですが、PRESS BUTTER SANDもまさに逆張りだなぁと。当時、お菓子のスタートアップであるBAKEのお店にはなぜ行列ができるのかと業界内でも注目されていました。

執行役員 兼 PBS・SOLES事業部長/中野 剛

PRESS BUTTER SANDは、なぜ、たくさんの人に求められるお菓子になり得たのだと思いますか?

お菓子の味わいもさることながら、あのパッケージデザインや店装など、全ての要素がカチッとハマったのが大きかったんだと思います。

原材料にこだわり、はさみ焼き製法で手間をかけて製造する(=原価を抑えた大量生産が難しい)。スタイリッシュだけど、中に何が入っているかわからないパッケージ。他社がなかなか真似できないことをやってしまうのがBAKEなんですよね。

機能的でインダストリアルな印象のグレーに、溶鉄を思わせるビビッドオレンジ。たしかに、お菓子のパッケージでは珍しい表現かもしれません。

男性のお客さまも買いやすいですよね。一時期、店装のパッケージの並びがプラモデルっぽいということで話題になり、これまでにない新しいお客さまのご来店にも繋がったんです。

お客さまの潜在的なニーズを上手く捉えたんでしょうね。デザイン性や話題性の高さから、マスメディアで取り上げていただく機会もあり、ファンを増やしていけたと思います。

入社されてからこれまで、印象に残っていることはありますか?

常設の店舗だけでなく、POPUP(期間限定の催事)店舗を全国各地に出店することで、PRESS BUTTER SANDの認知度は一気に上がりました。
2019年の夏、お盆の帰省シーズンは特に印象に残っていますね。商品の箱詰めが間に合わず、本社スタッフもオフィスで箱を組み立てたり、商品を詰めて運んだり。総出で乗り切ったのを覚えています。

そんなこともありましたね(笑)

他にも、お中元やお歳暮では、百貨店のECサイト上で歴代の売上記録を更新し、PRESS BUTTER SANDが上位を独占しました。

これまで、単価が異なる駅ナカのお土産菓子とデパ地下の洋菓子は、別物とされていましたが、PRESS BUTTER SANDはその垣根を越え、どちらでも受け入れられる独自のポジションを築いたと思います。

“これからの贈りもの”として、世界で愛されるブランドへ

3月には新ブランド「八 by PRESS BUTTER SAND」を立ち上げ、5周年に合わせて「プレスバターサンド ギャラリー」という新ラインも立ち上げました。どのような意図で始めたのでしょう?

1ブランド1プロダクトでスタートしたPRESS BUTTER SANDでは、これまでご当地フレーバーとして抹茶や檸檬、あまおう苺、栗、黒(チョコレート)、白(ホワイトチョコレート)を提供してきました。

今後、より幅広いお客さまへ、より幅広いシーンに合ったお菓子を提供していくための施策の1つとして、既存商品の中から個性的な商品を輝かせる展開が「プレスバターサンド ギャラリー」です。

黒や白に加え、昨秋発売したチーズ、5周年に合わせて本日発売するラムレーズンは、いずれもユニークな原材料やお酒を使用するなど、遊び心のあるちょっと大人の味わいで、1個から楽しめるラインナップにします。

また、洋菓子ブランドとして培ってきたノウハウを活かし、私たちだからこそチャレンジできる和菓子ブランドが「八 by PRESS BUTTER SAND」です。普段、和菓子を召し上がらない方にも、気軽に楽しんでいただける商品を提供していきます。

これから、PRESS BUTTER SANDをどのようなブランドにしていきたいですか?

常に驚きやいい意味での裏切りを楽しんでいただけるブランドにしたいと思っています。

まずは、ファン層を厚くしファン度をアップしていくこと。OMO(Online Merges with Offline)を推進し、ファンの方々とともに作っていけるブランドへと進化させたいです。
5周年に合わせて、ブランドサイトを全面リニューアルし、よりお客さまがPRESS BUTTER SANDの世界観を感じられ、オンラインとオフラインの垣根を越えてお買い求めいただきやすくなるベースを整えました。

また、海外展開にも力を入れていきたいですね。
すでに、台湾や韓国、香港ではPRESS BUTTER SANDが受け入れられ、現地企業様とのコラボレーション等も行っています。日本のようにお菓子を贈るという文化があまりない、アジア以外の地域でどう展開していくか、今から楽しみです。

PRESS BUTTER SANDでは5周年を機に、新たなブランドコンセプトとして「これからの、贈りもの。」を掲げました。私たちのお菓子を、特別な日だけではなく日常のコミュニケーションツールとしてもお使いいただける、「贈りたい」という気持ちに寄り添うブランドにしていきたいですね。

365日、ファンと共にあるギフトブランドとして、10年後も20年後も愛され続けるよう進化し続けます。

中野さん、ありがとうございました。
後編(クリエイティブ編)はこちらからご覧いただけます!

 

文/真鍋 順子

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