SNSでよく目にする「プレゼント企画」。このURLをシェアするとハワイが当たる! 遊園地のチケットが! 無料クーポンが! ……などなど。 実はわたし、かなりの確率で気になって詳細をチェックします。 でも、“タイムラインにシェアしてね!”、“投稿して応募完了!”という文字を見ると「参加するのは恥ずかしい」「シェアすると、友人に見られちゃうし……」と思ってしまうのですが、わたしだけでしょうか…… 少し自己紹介をさせていただくと、わたしは22歳の駆け出しライターで、カメラマンとしても活動中。 ここTHE BAKE MAGAZINE編集部の一員として記事を執筆するだけでなく、BAKEのSNSチームにも所属しています。 「若いからSNSは得意でしょう!」と期待されることも多いのですが、「個人と企業ではアカウント運用のノウハウも違いすぎて難しいです!」というのが本音です。 しかし学びが多いのも事実、それを発信していきながら更に学んでいきたい!と、2ヶ月に1度のペースで、#たかななのSNSレポート なるものを書いていこうと思います。 第1回となる今回は「SNS運用におけるプレゼント企画の可能性」についてお届けします。
BAKEグループが展開する各ブランドでは、期間限定のグッズなども店舗で配布していることがあるのですが、残念ながら「プレゼントがあることを知らずに、期間を逃してしまった…」というお客様の声をいただくこともあります……。 情報は各ブランドのオフィシャルサイトやSNSで発信しているのですが、BAKEのお店に足を運んでいただく方の数と、SNSのフォロワー数やサイトの訪問数を比較すると、後者は圧倒的にまだまだ少ないんです。 つまり、BAKEがSNSで情報発信している…ということも、あまり知られていないのかもしれない……! 「その情報、知りたかった…」という残念な事態を少しでも防ぐために、各SNSは様々な形でお客様に認知していただけるように、日々運用しています。 本日はその中でも、「認知していただけた!」というキャンペーンについてレポートさせていただきますね。
BAKE CHEESE TART北千住店の2周年を祝うため、BAKE CHEESE TARTのInstagramアカウントにてこのようなキャンペーンを実施しました。
4,5月に期間限定で発売していた「焼きたてストロベリーチーズタルト」をモチーフにヤナギダマサミさんが描いてくださったイラストを、ステッカーと缶バッジにして販売。また、フォロワーさんの投票により決まったイラストのステッカーをプレゼントするという企画です。
今回コラボをしたヤナギダマサミさんとは ▶ アーティストコラボ企画!人気イラストレーター #ヤナギダマサミ が描き出すBAKE CHEESE TARTをお披露目します
このキャンペーンを通して……フォロワーさんが10.4%増という結果になりました!そしてキャンペーン終了後のリムーブ(フォロー外し)は数十件。以下、詳しく考察していきます。
キャンペーン詳細
《BAKE CHEESE TART×ヤナギダマサミ・限定ステッカープレゼント》
《応募条件》 ・BAKE CHEESE TARTのInstagramアカウントをフォロー ・好きなイラスト1点を、該当の投稿へコメントすることで投票完了
キャンペーンはInstagram限定で行われ、フォロワーは目に見えて増加!497件のコメント をいただきました。 今回の成功ポイントはズバリ、
という点にあったのだと思います。 例えばTwitterでリプライをすると、元のツイートが鍵垢でない限り、自分をフォローしているユーザーのタイムラインにもそのリプライが表示されることがあります。 しかし、Instagramでコメントをしても、通知のところからフォロー中のユーザーの動向を追うページにわざわざ移動しないと、友人がどこになにをコメントしたかは表示されません。 このシステムならわたしも「友人に見られるのが恥ずかしい……」なんて感情はなく、気軽に応募しちゃうな、と思ったのです。 加えて今回のキャンペーンは、絵を選んでコメントするもの。絵を選ぶ楽しさと、簡単さから更に多くの方が参加してくれたのではないでしょうか。
プレゼント対象期間が終わればフォローを外す(リムーブする/リムる)というユーザーさんが多いのも現状。わたしもたしかに、外してしまうことも。 でもわざわざ「プレゼント対象期間終わったからフォロー外さなきゃ」と思うわけではななく、タイムラインを見ている時に、「あれ、このユーザーの投稿なんだろう」「こんなアカウントフォローしたっけな」と思った時にリムられてしまうのです。 キャンペーン終了後には数十件のリムがあったのですが、それでもほとんどの方に継続してフォローをしていただいている状況です。 キャンペーンをきっかけに今後も投稿を見たいと思ってもらうためにはどうすればいいのか。それは、「これなんのアカウント?」と思われないような統一感のある投稿を普段から心がけることではないでしょうか。 新しいフォロワーさんの中には、ヤナギダマサミさんのファンだという方が大勢いると思います。 ヤナギダさんは普段からフルーツモチーフのイラストを多く投稿されています。そういう投稿を多く見ているユーザーさんが、自分のタイムラインにチーズタルトが現れてもあまり違和感がなかったのかもしれない、というのが今回の学びでした。
逆に、 ・Twitterに投稿する ・Instagramで投稿する といったプレゼント企画では、「恥ずかしい」と思うひとが多くなるため参加ユーザーは少なくなるものの、好きの深度が深いユーザーさんが投稿してくれることが多いです。 なので、リムーブされにくいと考えられ、既存のファンの方とコミュニケーションをとるには向いているのではないでしょうか。 そして、SNS投稿型のプレゼント企画などは「自分のタイムラインを使ってでも、この企業のことを友人に紹介したい!」と思ってもらえている、ということ。ですから、そこから広がる信頼性の高い口コミ増加も期待できそうです。 ちなみにTHE BAKE MAGAZINEではオウンドメディア3周年を記念してプレゼント企画を開催中。こちらはTwitterに投稿して参加する形になっていますね。少し手数のかかるこの企画ですが、いつもTHE BAKE MAGAZINEをご愛読くださっている方々からシェアしていただき、嬉しい限りです! 結果は改めて記事にできたらと思います!
▶オウンドメディア、3年間運用できました!#BAKEマガジン3周年企画 おたよりツイート募集企画
1)Instagramのコメント欄のよさは「こっそり参加できること」 2)SNSのタイムライン投稿型の企画の良さは、既存ファンとのコミュニケーション 3)プレゼント企画では目的を明確にして、参加方法を考えるとよい 4)コラボ側の世界観との相性も大事
・ ・ ・
後日、コラボのお礼を伝えに、ヤナギダマサミさんに会いに行きました。
「個展で、BAKEとのコラボグッズを持ってきてくれる方もいたんだよ!」と教えていただき、本当に嬉しかったです。 また今回の企画に関する投稿をヤナギダさんのアカウントでも告知していただき、より多くの方にキャンペーンを知ってもらうことができました。
投稿してくださったお礼も伝えると、「BAKEとコラボして嬉しかったという声をもらったんだよ」と、更に嬉しいお言葉まで。 企画の締めくくりとしてヤナギダマサミさんご本人から、素敵なエピソードをきくことができて、本当によかったです。これからもSNS運用について試行錯誤しながら頑張っていきたいと思います!
文章:高橋奈々(@03__hachi) 編集:塩谷舞(@ciotan)
・オウンドメディア、3年間運用できました!#BAKEマガジン3周年企画 おたよりツイート募集企画 ・ブランドは、一日にして成らず。◯◯に頼らない、BAKEの広報術 ・アーティストコラボ企画!人気イラストレーター #ヤナギダマサミ が描き出すBAKE CHEESE TARTをお披露目します