皆さんの中にも、自分たちのブランドやサービスがどんなふうにお客さまに受け止められているのか、リサーチしたことがあるかと思います。
でも、いつの間にか自分たちにとって良い声しか入らないように蓋をしてしまったり、たくさん溜まっているタスクの多さから後回しにしてしまったりすることもあるかもしれません。
でも、実際に生の声を聞いてみると分かることがあります。自分たちのブランドに対して意見をもって愛してくれるということがこんなにうれしいことなんだ、と。
今回は、はじめてBAKE CHEESE TARTがお客さまを招待して開いたイベントの話をしたいと思います。
開催のきっかけは、代表の西尾のこんな一言からでした。
「BAKE CHEESE TARTが、お客さまにどんな風に受け止められているのか、何かイベントのような形で交流できるような場をつくりたいです」
そこから、マーケティング統括部の部長である黄と国内のプロモーションを担当している吉田がプロジェクトリーダーとなって、自由が丘店の3周年を記念して制定された「ベイク チーズタルトの日」のイベントとして、いつも自由が丘店をご利用いただいているお客さまをお招きし、少人数での試食会を開きました。(11月2日〜3日、各日2回ずつ)
せっかく来ていただくのだから、何か新しいものを食べていただきたい。
そう考えて、各々の商品にマッチする相性の良いドリンクとの組み合わせを用意しました。
チーズタルトは、プレーン、チョコチーズタルト、店頭未発売の新フレーバー。コーヒーは、11月1日から自由が丘店で提供している「LIGHT UP COFFEE」の『BAKE BLEND』と、相性のいいワインでペアリングをしました。
チーズタルトとBAKE BLEND、ワインとチョコチーズタルトといった、相性の良いペアリングでチーズタルトのフルコースのようなご提案を企画しました。
今回僕は写真を撮りながら、お客さまとお話しする機会があり、親子で参加してくださったお客さまのお母さんが、こんな話をしてくださいました。
「うちの娘ね、甘いものはあんまり好きじゃないんだけど、ここのチーズタルトは好きなのよ。やっぱりこだわりって子どもにも分かるのかしらね」
この言葉を聞いて、なんだかじんときました。
うれしいことに、SNSでの反応を見ていると、そういう反応をいくつか見かけます。「甘いものが苦手だったけど、このチーズタルトなら食べられる」「はじめてこんなにおいしいお菓子食べたかも」……など。
BAKEで店長を務める木戸場さんも、実は、チーズタルトのおいしさに感動したことが入社のきっかけだったりします。
→ 学生時代、強くて頼れる存在だった「バイト先の社員さん」。そんな彼らにも様々なバックグラウンドが…!
お客さまの反応をいつも間近で感じられるのは、お店のスタッフです。でも、今回こうやってお客さまに実際にお会いして、目の前でチーズタルトを食べていただき、厳しい意見も聞きながら話をする。生の声を聞くことって、自分の振り子を元の位置に戻す作業に近いなと思いました。
ただ、愛があふれるがゆえに、「チョコチーズタルトのチョコ感が弱い」「限定フレーバーを以前買いに行こうとしたら、なくなっていたからもっと長く販売して欲しい」など、ひとりひとりのお客さまの声に向き合うことができました。
今回2日間とも、コーヒーショップ「LIGHT UP COFFEE」の代表川野さんにも来ていただき、コーヒーのこだわりだけでなく、オリジナルで開発していただいた『BAKE BLEND』の特徴についても話していただきました。
チーズタルトを食べながらBAKE BLENDを飲むと、チーズタルトの甘さとフルーティーなコーヒーがぴたっと合うのです。
「私普段あまりコーヒーは飲まないんですけど、このコーヒーはおいしいです。もちろんコーヒーの味わいはありつつも、なんだかベリーのような香りもあって。それに言われて気づいたことなんですが、すこし冷めても美味しいんですね、普段飲むものはそうではないのだけど……」
と、女性のお客さまの方にも好評でした。
以前、「LIGHT UP COFFEE」の下北沢店で川野さんにインタビューさせていただいたときの話は、こちらで詳しく紹介しています。
→ 焼きたてチーズタルトの新しいパートナーに、とびきりのコーヒーブランドが登場です。
チーズタルトとドリンクのペアリングが終わり、宴もたけなわな状態で、全4回のイベントはお終い。最後にアンケートを記入していただき、プレゼントをお渡ししました。
後日、アンケートを集計して、びっくりしたのが、BAKE CHEESE TARTへの愛があふれていたこと。いくつか紹介させてください。
・いつもBAKEのお店の前を通ると、美味しそうな香りに誘われて購入します。家族の分としてお土産に買ったり、すぐに食べたいときは1個でも気軽に購入できとても良いです。イヤなことがあったとき、チーズタルトを食べるとふっとびます。これからもおいしいチーズタルトをよろしくお願いします。大ファンです。
・北海道感を失わず、よりおいしいチーズタルトをつくってください。シンプルで素材の良さが北海道発祥の東京で受け入れられる強みだと思います。
・とてもおいしかったのはもちろん、BAKEを近く感じることができました。西尾社長のお話も楽しかったです。個人的にはチョコチーズタルトにチョコチップが入っていると食感が変わって良いなと思いました。
・いつも姉が買ってきてくれるベイクは、私の至福の時間となっています。私の母も姉も自分も父も好きなので何度でも買いたいですが、家の近くにベイクがないのがすこし残念です。これからもベイクを買いたいです。
・チーズは酸味のあるフルーツと相性が良いと思います。いつ買いに来ても選べるように2種類以上用意してほしいです。
コーヒーに対するポジティブなコメントも多く、コーヒーのおいしさに気づくことを感じました。
・美味しいコーヒーと一緒に楽しめるようになってうれしいです。美味しいお菓子を提供するお店で、まずいコーヒーが出てくるとガッカリするので。いつも購入してから少し冷やしてから食べることが多いので、いつもと違った食感、口どけ感を味わうことができました。
・普段はブラックコーヒーが飲めないのですが、タルトと一緒だと飲めました。
後日、Instagramで試食会の様子をアップしてくださるお客さまがいました。
イベントのプロジェクトリーダーである、黄と吉田の2人に、この2日間のイベントを振り返ってコメントをもらいました。
◆ 黄
「今回来ていただいた方の多くが、10回以上来店してくださったお客さま。商品に対する想いをすごく感じました。『限定フレーバーの販売期間をもっとのばしてほしい』『こういう商品がいいんじゃないか』など、質問をする前にパッションをもって話してくれたのが印象的でした。もちろん、厳しい意見もありましたけど、そこまでBAKE CHEESE TARTに対する思い入れがあることに感謝の気持ちでいっぱいです。いただいたフィードバックをこれからに活かしていきたいなと思います」
◆ 吉田
「BAKE CHEESE TARTに対する愛情、信頼感など、私たちの想像以上に思ってくれていることを感じました。『BAKEさんだから絶対に美味しいものを出してくれるよね』や『娘が買ってきてくれたタルトを食べてからハマりました』など、楽しそうに話してくださいました」
「あと、コーヒーに対する驚きの声も多かったです。美味しいコーヒーって、どこでも飲めるようになっていますよね。だけど、コーヒーによってフルーティーさが全然違うということを、今回のLIGHT UP COFFEEさんが教えてくれたと思うんです。BAKEと“何か”のコラボレーションは、まだまだ可能性があると思います。BAKEのお菓子のあるシーンの広がりという視点で、これからも可能性を模索していきたいですね」
時間をつくって試食会に参加してくださった方が、うれしそうに話してくれる姿を見ながら、改めて、BAKE CHEESE TARTは人を笑顔にさせるお菓子なんだなぁと感じました。「お菓子自体が魔法のようなもの」だと、以前、現会長の真太郎さんが言っていた言葉を思い出します。
あっという間に、自由が丘店がオープンしてから3周年。
自分たちの大事にしている「原材料にこだわる」「手間を惜しまない」「フレッシュなタイミングで提供する」という“おいしさの3原則”を突き詰めるべく、これからも会社一丸となって本気のチーズタルトをつくっていくとともに、しっかりそのこだわりをきちんと伝えよう、と自分自身の気が引き締まったイベントでした。
写真・文:平野太一(@yriica)
・手の中にホワイトクリスマスを。BAKE CHEESE TARTから、小さな雪景色のギフトを届けます ・11月1日が「ベイクチーズタルトの日」に認定されました!3周年を記念してクリームチーズスプレッドが誕生。
・焼きたてチーズタルトの新しいパートナーに、とびきりのコーヒーブランドが登場です。