普段BAKE Inc.(以下BAKE)のオフィスでは80名ほどのスタッフが働いており、デザイナーや管理部門、お客さまからのお問い合わせ対応の電話や、打ち合わせの声で毎日とてもにぎやかです。
そんなオフィスですが、ガラン….と人が減り、静かになる期間があります。 新ブランド「プレスバターサンド」がオープンした日、こんなメールがBAKEに一斉送信されました。
マーケティング)清家:プレスバターサンドの店舗が大変です!本社からヘルプ来てもらえませんか?お客様対応と箱のシール貼りを募集しています!! メディアの宣伝効果やインターネットの口コミ効果が想像以上で、嬉しい悲鳴。とはいえ、そこでの仕事量は担当スタッフだけでは乗り越えられる量ではありませんでした。困ったときには、日頃はオフィスで働いているみんなも出動です。 すぐさま「明日朝から行きます!」「17時以降、外出先から駆けつけます!」「シール貼りやりたいです!」とメールが飛び交いました。勤務地も、役職も、関係ありません。
ストア)田村:みなさんヘルプありがとうございます!明日は乗り切れそうです!
そんな田村さんのメールに、みんなが「良かった!久々の現場、楽しかったよ!」とか「今はシンガポールだけど、帰国したら行くから待ってて!」と、大変賑やか。 プレスバターサンドがオープンして一週間は慌ただしくも、オフィス勤務の私にはなんだか改めて、お菓子屋さんで働いている実感がわきました。 そんなオープンから2ヶ月後……プレスバターサンドのお店を尋ねました。
ーーお疲れ様です〜!プレスバターサンド、今日も大人気ですね。
山本:おかげ様で。4月末にオープンしてやっとスタッフも慣れてきたころで…..あ、オープニングの時はヘルプありがとうございました!
ーーいえいえ、オフィスにいてもみんなプレスのお店が大変だから協力するぞ!って。「昨日お店いった?」「何か持っていくものある?」とか、毎日お店の状況が気になってました。
山本:普段お店で勤務していない本社スタッフが、行列整理などお手伝いにきてくれたり、すごく助かったし、嬉しかったですね。もちろんあちこちで働いている他ブランドのスタッフも、ヘルプに来てくれ、すごく心強かった。でも…
ーーでも…?
山本:でも、オープン前後は、予期せぬトラブルや課題が次から次へと見つかり、しばらくはバタバタしていましたね。
ーーえええ!そうだったんですね。忙しい時は残業とか、多いのでしょうか??
山本:もちろん状況によりますが今は落ち着きましたね!誰かに負担がかかりすぎないように、チームでお店をまわしていく基盤が整ってきましたし、会社としても、残業に対しての取組みをきちんとしてくれています。
ーーお休みはちゃんと取れていますか?
山本:とれていますよ!どうしても出勤するようなことがあれば、その状況を改善しようと働きかけてくれます。どのお店でもそうですが、マネージャーの田村さんがすごく気にかけてくれてて、声かけてくれたり、時にはお店でフォローしに来てくれたり。
ーー頼もしい。他のお店の店長さんも同じことをおっしゃってました。
ーー山本店長は、どういう経緯でプレスバターサンドの店長になられたのですか?
山本:もともと飲食の仕事をしていたのですが、体力面で負担が多く、続けられそうにないと悩んでいたんです。BAKE CHEESE TART自由が丘店がオープンするタイミングで、キャリアチェンジしよう、と。
ーー自由が丘店では、社員として入社されたのですか?
山本:いえ。最初はアルバイトでした。ちょうど自由が丘店がオープンして一ヶ月後のタイミングでしたね。契約社員を経て、いまは正社員として働いています。
ーーBAKE CHEESE TARTの店長から異動され、プレスバターサンドの店長として、新ブランドを立ち上げて約2ヶ月。どうでしょう?
山本:最初はすごくプレッシャーでした。私がしっかりしなきゃ、BAKEのイメージや今後の出店にもきっと影響するだろうし…とか、すごく考えましたね。
ーー確かに東京駅は利用者も多いですし、BAKE初の土産菓子業態として社内外から期待されていました。
ーー最後にBAKEの社風についてどう思いますか?
山本:BAKEは本社のスタッフともコミュニケーションがとりやすいですし、困った時に声をかけてくれたり、親身になって話を聞いてくれます。ギスギスした空気がないし、気持ちよく働ける環境だと思います!
ーー山本店長、ありがとうございました。
一緒に働いていても、なかなか知らない、仲間のバックグラウンド。BAKEには多種多様な業界から転職してくる人が多いのですが、インタビューをしていてすごく刺激になります。
さて、会社にとっての刺激といえば「新入社員」です。
実はBAKEでも2016年から新卒採用をしています。新卒一期生として入ったフレッシュなメンバーたち。新入社員インタビューで
「心だけでなく、体も幸せにできるお菓子を作れるようになりたい」「社員の方々も明るくて協力的で、常にBAKEが良くなる事を様々な分野から考えている人が多いと思います。」
と語ってくれた彼女は、この時から一年と少し、今では店長さんとして活躍しているらしく、さっそくお店まで行ってきました!!
聞間:こんにちは、今日はよろしくお願いします!
ーーこんにちは!えっと、お名前はなんと読むのですか??
聞間:「ききま」と読みます!
ーー珍しい名字ですね。出身はどちらですか?
聞間:静岡です。大学を卒業して、新卒採用でBAKEに就職して、上京してきました。
ーー新卒採用だったんですね!なぜBAKEで働こうと思ったのですか?
聞間:もともとお菓子に関わる仕事がしたくて。だから大学では栄養学を学びました。せっかくならプロフェッショナルな資格もとりたいと思い、管理栄養士の資格をとったんです。
ーーすごい!でもなぜBAKEだったんでしょう?お菓子に関わる仕事で、もっと大きな会社とか、選択肢はあったと思うのですが…。
聞間:お菓子にもっと色々な価値なつけていくというBAKEの考えに、可能性が広くて、魅力を感じたんです。
ーーまさにBAKEのステートメントである「お菓子を、進化させる」ですね。
聞間:そうですね!どんどん進んでいく感じにひかれました。
ーーでも、飲食の仕事って大変そうなイメージありませんでしたか?
聞間:学生の頃ケーキ屋さんでアルバイトとして働いていたので、あまり抵抗はなかったです。店舗での仕事に対して、ある程度イメージできていました。
ーーそれは頼もしい!では、大変だったことはありますか?
聞間:私の場合、すごく短期間で店舗異動があったのですが、入社して1年と少しで、すでに3店舗目なんです。
ーーそれはまたすごいスピード感。
聞間:スタートアップならではですね。想像以上でしたが、こういうスピード感での仕事って、普通にOLしてたら味わえないな、とも思います。
ーー異動が多いのは、やっぱり環境変わるし、大変なんですね。
聞間:そんなことありませんよ!色々な人と仕事ができるのはむしろいいなと思います。大変だったのは、3店舗目のRINGOウィング川崎店で、店長になったというのが大きいですね。
ーー社員としてのスタッフとは、やはり違いますか?
聞間:去年までは新入社員だったのに、もうみんなに「店長」という目で見られるし、オペレーションしながら指導や管理もして…と、最初はうまく課題を整理できずパニックでした。
ーーそういうときは誰に相談しますか?
聞間:マネージャーの近藤さんや田村さんが、忙しい時間を割いてお店に様子を見にきてくれたり、一緒に問題を整理して、考えてくれるんです。あと、RINGO池袋の小阪さんは同じブランド同士ですし、よく連絡くれたり、相談のってもらっていてすごく頼りになります!
ーー色々な店舗で働くなかで嬉しかったエピソードがあれば教えてください。
聞間:そうですね、異動してきて、そのたびに一緒に働いてきた人との別れがあって、やっぱりさみしいんですけど、みんなが最終日とかに締め作業終わったあとも残って話したり、メッセージくれたり…忙しいし、大変だったけど、こうして送り出してくれるみんなの存在に何度も励まされました。がんばろう、もっと成長したいと思えました。あと、前にいた店舗のスタッフさんがオフの日に私のいる店舗に遊びにきてくれたり。
ーー素敵ですね。ありがとうございました。
・学生時代、強くて頼れる存在だった「バイト先の社員さん」。そんな彼らにも様々なバックグラウンドが…!(前編) ・東京駅・丸の内に焼きたてチーズタルトBAKEが登場!駅構内の商業施設「グランスタ丸の内」にオープンします! ・たった1年半で、海外に20店舗以上オープンしているBAKE Inc.のお店。最前線で開拓してるのはこの女性!