こんにちは!BAKEインターンのたるみ(@trmyuka)です。 突然ですが、10〜20代を中心にブームとなり、毎月200組以上のカップルフォトを撮影している「ラブグラフ」というサービス。みなさんご存知でしょうか。
ラブグラフとは、カップルや家族が一緒に過ごす時間にフォトグラファーが同行して、その様子を撮影するフォトサービス。「好きな人だけに見せる特別な笑顔」をキレイな写真で残すことができます。 サイトに掲載されている写真を見てみると……
な、なんですかこのキラキラは……!毎週末、車仲間と車の試乗会に行っている私からすれば、見ているだけで涙が出てきそうですね。 さて! 今日はTHE BAKE MAGAZINE編集長の塩谷さん(@ciotan)、BAKEの写真ケーキブランド「PICTCAKE」の田谷さんと共に、ラブグラフの取締役CCOの村田あつみさん(@murata_atsumi)、取締役COOの中井健太(@kenta_nakai)さんにお話を伺いにやって来ました!
お話を伺ってまいります!
見ているだけでドキドキするのですが、「ラブグラフ」は、どのような想いから始まったのでしょうか。
駒下という代表がいるんですけど、彼は学生時代からフォトグラファーとして活動していたのですが、「自分のためではなく、誰かのために写真を撮りたい」と思って、フォトグラファー仲間と身近な友達カップルを撮り始めたんです。
ほうほう。
そのカップル写真を、駒下は最初SNSだけにupしていました。それを見てすごく良いな、と思って。
カップル写真見てて鳥肌立った。笑 リア充爆発の時代にあえて幸せを見つめる。いいね!
— あんみつちゃん (@murata_atsumi) 2013年12月30日
「これ、私も一緒にやりたい!」と思ってリプライしました。駒下とリアルで話したことは一度もなかったんですけど。
すごい行動力! あつみさんも、写真を撮りたいと思ったのでしょうか?
いえいえ!私は、恋愛が好きで、家族のことも大好き。そんな「恋人の恋愛」や「家族愛」という大好きな領域で、ウェブサービスを作りたいと思っていたんです。
愛という領域!
だから「駒下たちの写真を撮る力と、私のウェブサイトを作る力を掛け合わせて、あたらしいサービスを立ち上げよう」という流れになりました。
なるほど!作れるってスゴイですね。
立ち上げまでは、友達カップルにお願いして無料で写真を撮らせてもらって、リリース前のコンテンツを作っていきました。
お気づきの方もいらっしゃると思いますがLovegraphという名前でカップルの写真を撮る活動を始めました。「Love×Photograph」で“愛の写真”って意味を込めています。温かい目で見守ってください^^ #Lovegraph pic.twitter.com/MAaMVy2iMP — こまげ/ラブグラフ代表 (@komage1007) 2013年12月10日
最初に撮らせてもらっていたカップルさんたちは、緊張してなかったのでしょうか? そういうサービス自体が世にないから、もし私だったら「ローンチと同時に自分の写真が炎上したらどうしよう……」って、びびりそう。毎日、炎上に怯えて生きてるから??? うーん。ラブグラフは、これまで一度も炎上はしていません。 すごい。 私は平成3年生まれなのですが、自分が中学生くらいの頃から前略プロフィールや、モバイルスペースっていうホムペみたいなのを作って、顔写真をネットに上げていたし……そういう世代でもあったと思います。だから、自分の写真をウェブに掲載する、って抵抗も少なく、そこは議論することもなくローンチまで進みましたね。 私は昭和63年生まれですが、匿名掲示板の時代だった……前略プロフが流行ったときは既に大学生で、漂うJKテンションに乗り切れなかった……。 あっ、私も匿名掲示板にカキコしてましたよ! おお、良かった……! 中井さんも、カキコしてましたか? 掲示板とか書き込んだことない……。私は中高時代、携帯をいじる時間もないくらいずーっと野球をしていましたね。 違う畑の出身か……! では一層、カップルフォトサービスを始めることに何かしら抵抗心とかはありませんでしたか?恥ずかしいとか、叩かれたらどうしようとか。そういう気持ちは抱かれませんでしたか? そういう気持ち……は、特になかったですね。素直に、素敵なものだなぁと思いました。こういう大切な瞬間を形にして残すっていうのは個人的に大事だなって思いましたし、人に広めていくべきサービスだなと思って。 なんと……。ラブグラフは、性善説に基づいて出来ている……。 というよりも、塩谷先輩が炎上を恐れすぎているのではないでしょうか。
では気を取り直して。ベイクマガジンは実はBtoBのメディアなので、組織構成のことを教えてください。 社員は全部で6人なんですが、僕ら以外には代表兼フォトグラファーの駒下とエンジニアの亀岡と成澤、カメラマンマネージャーの横田がいます。あとは日本各地に160人のラブグラファーが。 ラブグラファー?! とは? あ、ラブグラフの写真を撮るフォトグラファーのことです。私たちが名付けたのではなくて、twitterで誰かが言い出して、その名称が広まったんですよ。 そんな言葉も生み出されるくらいの、ラブグラフファンがいるってことですね。その160人もいらっしゃるラブグラファーは、どのように採用されているのですか? 採用倍率は10倍くらい。この前まで誰でも応募してください、っていう形をとっていました。でもありがたいことに、毎月50〜60人ほどご応募いただくようになって、一人ひとりとちゃんとお話しする機会が持てなくなってしまったんです。だから、最近ではまず、カップルと家族の写真10枚のポートレートを送ってもらうようにしています。 すごいハードルの高さ…… 。 あとは、ラブグラフアカデミーの運営もしています! ラブグラフアカデミー? 写真を学びたい人のためのカメラ講座ですね。半日の受講料5,000円で、写真撮影のことを色々と勉強できます。コースが3つあって、初級が基本的なカメラの使い方。中級が構図。上級が光の使い方を学べます。
光…… ラブグラフの写真はどれも、キラキラしてますよね。
そういうキラキラ、ふんわりしている写真がラブグラフらしさでもあります。どうやったらそんな写真が撮れるのかを、全国5都市(東京、愛知、大阪、福岡、岡山)で教えているんです。 5都市で?! はい。都市部のラブグラファー募集にはたくさんの応募があるのですが、地方での採用はなかなか人が集まらない、ということもあり…… 。それならいっそ、ラブグラファーを育てちゃおう!っていう意味も込めて、アカデミーを始めたんです。 いやぁ、すごい……全国に着実に広がるネットワーク……。 ラブグラフは、コミュニティとしての拡散力がスゴいですよね。ラブグラファーになると、Twitterのフォロワーも増えそう。 実際に、ラブグラフのフォトグラファーはSNS上でインフルエンサーである方が多いです。
「いつまでも君と、恋をしよう。」#恋の日#Lovegraph pic.twitter.com/rF871ruzQ3
— えーちん (@eichaaaan13) 2016年5月1日
「夏のLovegraph」 pic.twitter.com/fXrdhkrUE2 — こんちゃん@世界一周 (@Hiromasa_kondo) 2016年8月7日
“Lovegraph” pic.twitter.com/jRJkkOUHrB
— リュウ( ˙-˙ ) (@stotone) 2016年7月20日
すごい!フォトグラファーさん自身がメディア化している……! ラブグラファーになってからフォロワーが増える…という場合もあるのですが、逆に人気フォトグラファーさんがラブグラフ写真を上げることによって、サービス認知のきっかけも広がっていますね。
ラブグラフとフォトグラファーさんが、お互いに影響し合っているんですね! では、サービス利用者の方は、どんな方が多いのでしょうか? 18歳から22歳の大学生層がやっぱり一番多いです。「2人でデートしているところを撮って欲しい」「今を形に残して欲しい」っていう想いで利用してくださる方々がいます。逆に社会人1、2年目の方はすこし減少傾向にあるかな……? それは仕事が忙しいからとか、初任給では1万円の撮影費を捻出できないぞとかいう問題ですかね……? というよりも、恋愛のタイミングではないでしょうか。逆に、20代後半になるとまた、増えてくるんですよ。 婚期になると、オファーが増える……? つまり…アラサー彼女から彼氏に「ね、ラブグラフしよう!」というのは「ね、私と証拠写真を撮って身を固めよう!」という意味なのか。なるほどそれは便利ですね、感動しました!! (笑)。ぜひご活用ください! あと気になっていたのは、何割くらいの方がWebサイトに写真掲載を希望してるんでしょうか? 私は写真を撮っても恥ずかしくて表に出せな…… 8割の方が掲載を希望してくださいます。 多っ! 写真を撮影すること自体もそうですが「ラブグラフに掲載される」ということに魅力を感じてくださっている方も多いようです。 SNSでも、納品した写真データではなく、写真がアップされているラブグラフのキャプチャを共有してくださる方が多くいらっしゃいます。 へぇ〜〜〜すごい。雑誌に掲載されたぞ、というような感覚なんですね。いやぁ、すごい……。でも、ぶっちゃけ、ここだけのハナシ「別れたから削除してください!」みたいな依頼は…… やっぱりかなり来るんじゃないですか?光があれば闇もある……。 もちろん削除依頼は受け付けているのですが、多くても全体の 4 %くらいなんですよ。 そんなに恋愛継続率が高いのか……! それもありますが、「別れたとしても、いい思い出として残しておこう」という考えの人も。ラブグラフした、ということをポジティブに考えてくれている方々がたくさんいらっしゃるようです。 なんて心が綺麗なんや……。 そもそも、ラブグラフではキス写真を撮影することが禁止なんです。黒歴史にならないように、後で見ても「あの時は楽しかったなぁ」「あの時は幸せだったなぁ」と思えるような写真を撮ることを心がけています。
お話を聞いてると、私まで心が綺麗になりそうですわ……。じゃあ最後に、これまでに印象深かったエピソードとかありますか? 利用していただいたカップルさんに「うちらの仲良しの秘訣は、ラブグラフにあるんだよね」と言っていただけたことがありました。 「喧嘩したとき、ラブグラフの写真を見返すと、私、彼氏の前だとこんなに笑うんだな……やっぱりこの人と付き合って良かったな!」って、仲直りのきっかけになるらしいんです。 いい話すぎる(涙)。 私たちも、カップルさんも幸せ。そして、カップルさんのご両親なんかににも、「すごく良い写真だね」って言ってもらえます。そしてラブグラファーのご両親まで、「人を幸せにする仕事をしてていいね」ってすごく喜んでもらえるらしいんですよね。そして、それを見ている周りの人も幸せになる・・・そういう幸せの連鎖が、私は大好きなんです。 こんな幸せなサービス他にないわ……。 あ、でも私、もうひとつ好きなのがあって。それがケーキなんです。 もしラブグラフを引退したとしたら、ケーキ屋さんをガチでやるかもしれない。ケーキをプレゼントして嫌がる人はいないし、みんな嬉しいし、買って行った人も喜んでもらえて嬉しい。ケーキ屋さんも、全員幸せじゃないですか。だから、今回、BAKEさんとコラボレーション出来て、本気で嬉しいんです! なんと、誘導していないのに、綺麗なネイティブアドみたいにつながりましたね。 そう。本日9月1日から、ラブグラフを注文すると、BAKEの運営する写真ケーキのサービス『PICTCAKE』が10%OFFで注文できるという、連動キャンペーンを開始したんですよね。そうですよね、PICTCAKEの運営をしている田谷さん。 はい、そうです(笑)。 PICTCAKEというサービスも、ラブグラフさんとすごく近くて。私たちも毎日、しあわせな写真を目にしています。 今は1日に150台ほどの注文が入るのですが、すべての写真をキレイに印刷できるかどうか一枚一枚チェックしているんですよ。写真や、そこに書かれた素敵なメッセージを見て、仕事中だけど泣きそうになっちゃう。 うんうん。 PICTCAKEに送られてくる写真は、プリクラやスマホで撮影したものが多くて。どれも愛があって素敵なのですが、やっぱりプロのカメラマンの写真だと完成したケーキのクオリティも高くなりますよね。だから、ラブグラフのキレイな写真をそのままPICTCAKEにしてもらえると良いなぁ、って思っています。 確かにそうですね。私もPICTCAKE、めっちゃ使ってるんですよ。プライベートでも、仕事でも! もともと私も1ユーザーだし、サービス理念として通じるところも多くて……コラボの話が出てテンション上がりました。
実は、BAKEの理念の1つにこんなものがあるんですよね。
素敵! ラブグラフのビジョンが、「幸せな瞬間をもっと世界に」なんですよ。「幸せ」同士ですね。 幸せ同士! 本当に素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました! ーーあつみさんと中井さんから、「ラブグラフ」への愛がたくさん伝わってきました。愛に溢れる2つのサービス、ラブグラフとPICTCAKEのコラボレーションは本日スタート! これまでにラブグラフでは、「内緒で申し込んで、彼女へのサプライズプレゼントにする」という利用法もあったそう。PICTCAKEとあわせてサプライズだと、もっと幸せが広がるかもしれません。 詳しくは以下のURLからご覧ください! https://www.pictcake.jp/magazine/lovegraph Text by 樽見祐佳
・Facebookページの最適な運用方法を知りたい!1年間・120投稿を振り返りつつ、ベストな投稿方法を考える ・分散型メディアが強い!再生回数の多い国内外のお料理動画サイトと、秒数や動画パターンの傾向をまとめてみました ・編集長就任後3ヶ月で月間再生1億回を突破!C Channel編集長に聞く動画メディアの育て方
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