こんにちは、阿座上です。 先週、弾丸でシンガポール出張に行ってまいりました。BAKE CHEESE TARTのシンガポール・ION オーチャード店開店に先駆けてオープニングレセプションを開催したのですが、今日はその様子や、海外でのPRに関することなどをお伝えします。
シンガポールでの開店は4月29日。公式のプレスリリースを出す前から、既にたくさんのメディアで話題にしていただいていたのですが、そのきっかけはこちら。 ION オーチャード内にある店舗工事中の仮囲いを見て気がついてくださったようで、「香港やタイでも話題になってるチーズタルトがいよいよシンガポールにやってくる!」というフードブロガーさんの記事がWebで複数出始めていました。シンガポールではいわゆるトラディショナルメディア(TV・新聞・雑誌・ラジオ)の数が少なく、WEBメディアやブロガーからの情報取得がメインとなってきています。 また、シンガポールは小さな国なので、アンテナを張っている方は自国のニュースだけではなく、近隣諸国のニュースもキャッチしている方が多いのだとか。BAKEにとってシンガポールは、初となる現地法人を立ち上げた勝負の国。このように話題にしていただけて、非常にありがたいことでした!
シンガポールの前には、香港、韓国2店舗、タイに店舗をオープンさせてきたBAKE CHEESE TART。 日本店舗では基本的にインハウスでPRを行っていますが、新ブランドのローンチや地域一号店ではPR会社さんにお願いしており、今回のシンガポール出店も現地のPR会社さんにご協力頂きました。 今回ご一緒させていただいたのは、シンガポールと日本に拠点を置く日系企業のVivid Creationsさん。日本の文化を東南アジアに伝えることを主軸にされています。
さて。シンガポールに到着したのは4月18日の朝6時。まず訪れたのはこちら。 突然なんの変哲も無いドアですが、BAKEシンガポール支社の事務所です。海外事業部のスタッフ、シンガポール人スタッフの数人がここで仕事をしたり、住居にしたりしています。なんだか、BAKEが出来たころの原宿オフィスみたいでちょっとうらやましい。 迎えてくれたのは、この人! 海外事業部長の印牧さん。現地法人設立のため、しばらくの間はシンガポールに住んで仕事をしています。すっかり日焼けしていますね。 タイ店のオープン時には色々と災難もありましたが、今回は順調でこの笑顔です。良かった!! マンションの中はこんな感じ。これは真太郎さんが、レセプションパーティーのスピーチを練習している様子です。奥に2部屋寝室があって、男部屋と女部屋に分かれています。 そして会場でvividさんと最終打ち合わせを行った後に、翌日のレセプションパーティーに必要なものを買い出しに。お花屋さんに来ました。 石も買いました。 その後打ち合わせしたりして、すっかり夜になったので手の空いたメンバーで食事。 飛行機疲れもあり、そのまま爆睡です!
2日目はお昼過ぎから会場装飾をはじめました。今回レセプションパーティーのためにお借りしたのは「Mo’mor Izakaya by W. Martin」というカジュアルダイニング。日頃は日本食を中心に提供されています。 購入したお花を会場に飾り始めます。 キャンドルもたくさん準備しました。 BAKE CHEESE TARTのブランドカラーである黄色を基調に会場装飾をしていきました。 装飾を手がけたのは、BAKEのアートディレクター・ユキさん。 今はパッケージデザインやWebデザインなどを作ってるユキさんですが、もともとキャンドルアーティストとしてホテルやレストランの会場装飾をされていたので、かなりの得意分野! キャンドルに火を灯していきます。 主役のチーズタルトも登場です。お店のオーブンを使って、現場で焼き上げたもの。 後ろにあるのは、ゲストの方々へのお土産のタルト。他にも、プレスキットとして会社概要(英語版)、ブランドブック、ショップカード、プレスリリースをお渡ししました。 そしていよいよレセプションパーティーが始まります。 現地のテレビや新聞、フードブロガーさんなど30メディアほどに声をかけてもらったのですが、うち25メディアが足を運んでくださいました! とくにフードブロガーの方々は呼んでもなかなか来てくれない……という噂だったのですが、いざ蓋を開けてみるとみなさん楽しんでくださっていてうれしい限り。 みなさん香港や日本ですでに食べたことがあって、「やっとシンガポールに来てくれた!」と楽しみにしていた声が多く。とても嬉しかったです。 レセプションパーティーは英語で、ただ現地には中国系の方も多いので、シンガポール支社のケリーさんが中国語での取材対応もしながら進めていきました。 ウェルカムドリンクは、マンゴージュースとマンゴーテキーラの2種類。ブランドカラーの黄色にあわせています。 こちらの女性は、当日の司会をしてくださった宮川さん。もともと日本でアナウンサーをされていて、現在はシンガポールに住んでフリーランスとして活動されています。
この日お伝えしたのは、「BAKE CHEESE TARTの第二の故郷はシンガポールである」ということ。 BAKEの第一の故郷はもちろん北海道です。でも第二の故郷がどうしてシンガポールかというと…… 2011年に真太郎さんがひとりシンガポールのMEIJIYAで開催されたイベントに出張し、それまでにあった商品「冷製チーズタルト ブルーベリー入り」を販売しようとするも、シンガポールの30度を超える気温の中では冷蔵庫で冷やす暇もなく、焼きたてを箱詰めして販売することに。 ただ途中で箱が足りなくなってしまい、しかたなく焼きたての鉄板にチーズタルトを並べて売り始めたところ、飛ぶように売れ始めたのです。 焼きたてのタルトが並ぶ様子は目を引き、甘いチーズの香りも宣伝効果となりました。シンガポールでの大反響を受けて、北海道で焼きたてチーズタルトの専門店を出すとそちらも大ヒット。そうして、店頭で焼き上げ、焼きたてのチーズタルトをずらりと並べて粗熱をとる、工場一体型の店舗が完成していったんです。
会場では、BAKEのこだわりを凝縮したコンセプトムービーも披露しました。 動画はこちらからご覧いただけます。 こちらはクリエイティブラボ・PARTY NYの川村真司さんたちに制作していただいたもの。その裏話もまたTHE BAKE MAGAZINEでお伝えします!
最後はスタッフで集合写真。無事レセプションパーティーは終了し、本オープンの準備にかかる海外事業部スタッフを残して我々は帰国しました。 そして後日。なんと150以上のテレビや新聞でも取り上げていただき、ものすごい反響に! 中でも反響が大きかったのは、大手新聞社のStraight Times。 「今、シンガポールでもチーズタルトブームが来ているけど、その大元であるBAKEが日本からやって来た」という文脈でご紹介いただき、ありがたい限りです。 ここからいくつか、FacebookやInstagramの投稿をご紹介しますね。
The famous Hokkaido @bakecheesetartsg is opening on 29 Apr, 10am, at Ion Orchard level B4! $3.50 for 1, $19.50 for 6. @stormscape Rubbish Eat Rubbish Growさん(@rubbisheatrubbishgrow)が投稿した写真 –
Any fans of BAKE Cheese Tart ベイク チーズタルト ? The good news is, these yummilicious Hokkaido Cheese Tarts are coming to Singapore end of this month to ION Orchard. Updated: confirmed date 29th April 2016. Will you go to queue for this??? http://danielfooddiary.com/2016/04/10/bakecheesetart/ #DFDTokyo Daniel’s Food Diaryさん(@danielfooddiary)が投稿した動画 –
……とまだまだ続くのですが、本当にこれまでにないくらいの数のメディアやブログで取り上げていただき、4/29からのオープンも無事大盛況で迎えさせてもらえました。 現地WEBメディアもこの盛況ぶりを動画で速報してくれたりしました。 印牧さんとシンガポールチーム。いい笑顔です! ただ、まだ製造量が追いついていないこともあり、閉店前には売り切れてしまう状況。ご迷惑をお掛けしてしまって大変申し訳ないのですが、今後解決していけるように体制を作っているところです。 そして現在はタイ二号店と、関西にも新たな路面店が出来るのでそちらも絶賛準備中。これからもどうぞよろしくお願い致します!! Text by 阿座上陽平
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— 株式会社BAKE (@bake_jp) 2016年6月2日