こんにちは! THE BAKE MAGAZINE編集長の塩谷です。 お菓子のスタートアップと自称しているBAKEなのですが、「そもそもスタートアップってベンチャー企業と何が違うんですか?」「スタートアップってなんだねん」というコメントをいただくことが多いんですよね。 「ベンチャー企業」は和製英語であるため、英語圏で普通に使われている「スタートアップ」という言葉が日本にやってきてからは、そっちが次第に普及している……ということもあるかと思うのですが、およそスタートアップの定義は以下のようなものらしいですよ!
などなど。 新しい会社でも、ビジネスモデル自体はすでに存在していて、ニッチ分野を狙ったり、マーケティングで勝負したりする若い会社は「スモールビジネス」と呼ばれていたりしますね。 そんな定義のお話もありますが、そこは全部無視して今日は「スタートアップに共通する周辺要素」に注目してみたいと思います。事業の本質とは大きくズレた内容になりますのでご了承ください!
スタートアップ、IT業界のみなさんを中心にご意見をいただき、「代表的なスタートアップの風景」を描いてみました。 スタートアップという小宇宙を描いてみました。絵が下手すぎますがそっとしておいてください。
以下にチェックリストをつくってみました。御社はいくつあてはまるでしょうか? コーヒーメーカーとか移転祝いとかが入っているので、立ち上げ直後ではなく、何かで盛り上がった後の状況を想定しております。 冷蔵庫の中に大量のレッドブルがある ボーダーのカットソー率が高い パーカーを着てフードをかぶる社員がいる ITサービスのTシャツを着ている社員がいる(ex はてなTシャツ) Slackを使っている(Chatworkと二股している) ハングアウトを使っている(通信が安定しないとSkypeに切り替える) DeploygateとProttを使っている Mac背面に大量のステッカーを貼る社員が複数人いる コーヒーメーカーがある 床がコンクリートである(底冷えする) 壁に付箋があり、みんなの目標や欲しいものが書いてある 天井がブチ抜かれていて配管が見えている(冷暖房が効きづらい) 移転祝いでもらった胡蝶蘭が枯れている 渋谷である ハンモックが置いてあるが特定のエンジニアがいつも寝ている 卓球台が机になっている 社歴の長い犬がいる 深夜に突然ピザを発注することがある 立ち話からそのままMTGになる 常に仲間をWantedしている いかがでしょうか? 7つ以上当てはまる企業様はスタートアップなのではないでしょうか。そして、これ全て当てはまるぞ、という企業様がいらっしゃれば教えてください。
そんな中で、あらためてBAKEのオフィスを見渡すと…… ……! かなり高得点を出してきてるんじゃないでしょうか? これは。 惜しくも、ステッカーが貼られたPCがMacではないとか、バランスボールが空気が抜けてただの場所をとる青い塊になっているとか、100%大正解とはいえませんが、かなりの高得点なのではないかと思われます。 そして…… ありました。 「移転祝いのときにいただいて、枯れてしまった胡蝶蘭」です。 正しくは枯れているのではなく花が散っているだけで、がんばればまた花が咲くそうなのですが、私は2度目の花が咲いた胡蝶蘭をどのスタートアップのオフィスでも目にしたことがありません。 でも花が咲かなくても、捨てられないんですよね。感謝の気持ちと淡い期待の象徴「ボウズ胡蝶蘭」でした。 これはひどい……。卓球台は本来のポテンシャルを完全に奪われた姿に。ネットが取り去られ、椅子が据えられ、完全にただのデカい机として会議室に閉じ込められていました。 これでは卓球台がかわいそうです。でも実は卓球台、普通の机を購入するより、コスパが良いらしいですよ。しかも、いざという時には卓球をすることも出来ますからね。 そしてあらためて、社員の中を探していると・・・ いた! ボーダーの人がいました。 ……!! 想像図とはちょっと異なりますが、なんというかもう満点ですね。ありがとうございます。 彼女はインターンからアルバイト生になった「たるちゃん」です。最近はここBAKEマガジンだけではなく、B to C向けのオウンドメディアrocobeeでも色々と記事を書いたりと活躍中です。とても頑張ってくれています。 →子供の誕生日には一点もののプレゼントを。カスタマイズできるオンライン・ギフトサービスまとめ(Text by 樽見祐佳) さらに、BAKEの社員はかなりの確率で、自社ブランドのTシャツを着用しています。 代表の真太郎さんはいつもこのBAKEのTシャツですね。これはSlush Asiaにてプレゼンをしたときの様子です。 これからの季節が寒そうですが、なんと、あったかBAKEスウェットが登場するようなので、楽しみです。
ここまでお付き合いくださった皆さま、ありがとうございます。茶番でしたね。いやほんと茶番ですみません。 しょうもないスタートアップらしさを存分にアピールしてしまった訳ですが、BAKEにはこんな周辺要素だけではなく、スタートアップ精神を貫こうとしているお菓子屋さんでありたいと考えています 日本の洋菓子屋さんには、長い歴史があります。室町時代末期に鉄砲やキリスト教と一緒にカステラがやって来てから、もう475年程の歴史が刻まれています。 でも、スマートフォンアプリを使ったお菓子屋さんは? 編集者やデザイナー、エンジニアを多く抱えるお菓子屋さんは? IT業界ではあたり前のことでも、洋菓子業界にとっては全然あたり前ではないのです。洋菓子業界のあたり前を常に疑いながら、テクノロジーやクリエイティブの力で挑戦していきたい、というのが「お菓子のスタートアップ」と申している所以です。 でもやっぱり一番は、美味しいお菓子! 焼きたてチーズタルトBAKEからはじまり、アプリで写真ケーキが頼めるPICTCAKEや、新食感のシュークリームクロッカンシューザクザク、そしてオンラインでカスタマイズできる99chocolate.comもスタートしました。 最近は自社ブランドだけではなく、様々なお菓子を紹介するメディアもローンチ。こちらはほぼ毎日更新しています。
お菓子のスタートアップとして、オンライン・オフライン問わずに、ワクワク体験をたくさん提供できるように頑張ります! Text by 塩谷舞(@ciotan)
・「お菓子のスタートアップ」を立ち上げて丸2年。1人から120人に増えたBAKEのこれまでと、今後のミッション(長沼真太郎) ・株式会社BAKE 採用情報 ・株式会社BAKE Facebook
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— 株式会社BAKE (@bake_jp) 2016年6月2日