BAKE INC.(以下、「BAKE」)は7月から新しい期に入りました。そして期のスタートにあわせて、経営体制を変更いたしました。今回の記事では、6月に開催したキックオフミーティングの内容と7月からの新経営体制についてお伝えいたします。
6月某日、日本全国の店舗、北海道工場、さらに海外子会社で勤務するメンバーも参加して、新しい期のキックオフミーティングを開催しました。昨年、コロナの影響で5年ぶりに全国のメンバーで集結できたキックオフミーティングから早1年。また、こうして国内外のメンバーで集まることができました。
BAKEでは、働くメンバーひとりひとりが、それぞれの持ち場で力を発揮しています。
このキックオフミーティングの日も、現場に残り、店舗を運営してくれているメンバー、工場でお菓子を製造してくれているメンバーもいました。
私たち一人一人が力を発揮し、それが積み重なること、協力することで、その力は2倍にも3倍にもなっていきます。改めてひとつになって課題に立ち向かう、そして全員で高みを目指す。それを確認しあうきっかけの場となるように、との意味をこめて、今年のキックオフはテーマを『ONE BAKE』として開催しました。
ひとつになるには結束力を高めることが必要・・・ということで、昨年に引き続きチームビルディングとして同じ円卓に座ったメンバーでパズルや謎解き問題に挑戦してもらいました。「でも昨年と同じようにやっただけじゃつまらないよね。。」と思い考えたのが、今回の企画「マダムブルーからのお手紙」です。
BAKEはブランドづくりをするうえで、OMO(オンラインとオフラインの融合)を意識していますが、その顕著な例が2023年10月にローンチした「しろいし洋菓子店」です。(詳細は開発裏話をご覧ください。)
いつもOMOの体験を提供している側のBAKEのメンバーに、この日は逆に体験してもらおうと「マンション・インディゴ」のオーナーであるマダムブルーから、BAKEのメンバー宛にお手紙と問題が届いたという設定としました。
上位入賞者にはマダムブルーからプレゼントが届きました!
また、キックオフでは、今期(2023年7月〜2024年6月)にすばらしい成績をおさめた店舗や部署の表彰も行われました。
BAKEでは今期初めての取り組みとして、国内店舗の店長を対象に「BAKE INC. 接客コンテスト」を開催しました。キックオフではコンテストの結果を発表し、上位3名を表彰しました!(接客コンテストについては、後日改めて記事にしてお届けする予定です。)
国内店舗では「接客力向上」「売上獲得」 「ロス改善」「BMP(BAKE Membership Program)会員提示増」に注力しており、今期この4カテゴリーに対して毎月上位店舗の表彰を行ってきました。「接客力向上」については接客コンテストの審査に反映されているため、それ以外の3カテゴリーを表彰しました。
年間総合優勝店舗は
BMP会員提示率No.1 :BAKE the SHOP 大丸心斎橋店
売上予算達成率No.1店舗 :RINGO 天神地下街店
ロス率の低さNo.1 店舗 :PRESS BUTTER SAND HANAGATAYA東京店
という結果となりました!
BMP会員提示率で1位となったBAKE the SHOP 大丸心斎橋店の山口店長からは「BMPはお客さまの満足度に直結するところだと思っていて、大丸心斎橋店では接客と同じくらいBMPの提示数アップ・会員獲得に力を入れています。これからも皆さんのお手本になれるように対応していきたいです!」とのコメントがありました。
2021年7月に一新された当社のMISSION・VISION・VALUE。
MISSION「しあわせに、BAKEる。」
VISION「お菓子を、進化させる。」
VALUE「想うことから始める」「かっこよく、遊びをしくむ」「まず自分がやる」
MISSIONやVISIONを実現するための行動指針である「VALUE」を体現していた店舗・部署が表彰されました。VALUE賞に選ばれたのは、BAKE CHEESE TART 立川店、BAKE the SHOP 大丸心斎橋店、店舗運営部 催事チーム、北海道工場、生産物流部、台湾法人の6組です!
受賞した部署を一部ご紹介します。
北海道工場の飛鷹工場長からは「今期、北海道工場ではしろいし洋菓子店とcaicaを立ち上げて生産を開始することができました。少しずつ進化できていると思うし、これからも進化していきたいです!」と決意のコメントがありました。
生産物流部の小山部長からは「今年のキックオフのテーマが『ONE BAKE』とありましたが、いつもいろいろな部署の皆さんにご協力をいただいています。皆さんが考えてくれた素敵なアイディアを形にするのが我々の仕事だと思っていますので、これからもできることを考えサポートしていきたいです!」と頼もしいコメントがありました。
台湾法人の事業責任者であるWiniferからは「台湾法人は日本のメンバーの皆さんのサポートがあるから運営できています。海外事業部には日々サポートをいただいているし、生産物流部にもたくさんご協力をいただいています。いつもいろいろとサポートをいただいて本当に感謝しています!」とのコメントがありました。
どのコメントからも『ONE BAKE』が感じられ、胸が熱くなりました。
そして、今年、栄えあるMVP賞を受賞したのは・・・
ブランドプラットフォーム部 でした!!
ブランドプラットフォーム部は、BAKE the ONLINEをはじめとする各種ECサイトの運営、お菓子のウェブマガジン「CAKE.TOKYO」の運営、OMOの推進など、幅広い業務を担当している部署です。
世の中のトレンドに常にアンテナを張り、今期においてはBAKE INC. 公式アプリのリニューアルをしたり、CAKE.TOKYO編集部が厳選した全国各地のお菓子をBAKE the ONLINEで購入できるようにしたり、一部店舗にモバイルオーダーを導入したりと、ユーザーに寄り添った取り組みを行ったことが評価されました!
キックオフの場では、事前に社内向けに共有されていた7月からの新経営体制が改めて発表され、社長の山田からBAKEのメンバーに対してメッセージが送られました。
「コロナウィルスが流行し、急速なビジネスモデルの転換が必要となった2020年4月、私はBAKEの社長に就任しました。
今あるBAKEの資産と皆さんの力を使い、変わっていく世の中でなにをすればBAKEが生き残れるのか、どうやったらBAKEを救えるか、必死に考え抜き、この4年間 BAKEの進むべき方向性を示してきました。
一人でなしえないことを組織だから実現できる。『ONE BAKE』で、ことに向かうというのは非常に重要なことです。」
「そして、私からもうひとつ伝えたいのが、『やり抜く』というマインドセットです。
『GRIT』という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
Guts(度胸)、Resilience(回復力)、Initiative(主体性)、Tenacity(執念)の頭文字をとった言葉で、日本語では『やり抜く力』と言われています。
どんなにかっこいいブランドを考えても、良い組織を作っても、それだけでうまくいくものではありません。最後、みんなでやり抜くことが大事です。」
「この4年間、試行錯誤しながらBAKEの進むべき道を見つけてきました。業績は回復し、目指すべき場所に手が届き始めています。それを実現するのに必要なのは、皆さんの『やり抜く力』です。
私は6月末で社長を退き、会長になります。ここからは新しく社長に就任する中野さんのもとで、皆さんが『ONE BAKE』となり、アクションし、やり抜き、実現していくフェーズです。
実現するというのはとても大変なことです。困難や試練があるでしょう。自分に足りないものを感じることもあると思います。でも、やり抜こうと思うから、努力して知識や力をつける。やり抜こうと思うから、誰かと協力して新しいことを考える。
来期は『ONE BAKE』で『やり抜く』を常に心に持ち、実行していってほしいと思います。この先、皆さんが羽ばたくところを見ていきたいし、応援していきたい。来期の皆さんの活躍を期待しています。」
キックオフでも発表された、2024年7月1日付けのBAKEの新経営体制は、以下のとおりです。
代表取締役会長 |
山田 純平 |
※新経営体制についての詳細は、コーポレートサイトに掲載したお知らせをご覧ください。
代表取締役社長であった山田 純平は代表取締役会長に就任し、取締役COOであった中野 剛が代表取締役社長に就任いたしました。
社内に新体制が発表された際、中野はBAKEのメンバーに向けてこう話しました。
「山田さんが方向性を示してくれました。これからは、それをいかに推進していくかがポイントです。
現場に近い社長として、今までよりも皆さんに近い立場で意見を出したり相談に乗ったりしていきたい。現場力をあげていき、皆さんに主体的にアクションをしていただけるようにしたい。そして、一緒にMISSION・VISION・VALUEの体現をしていけたらと思います。」
新体制のもと、『ONE BAKE』でやり抜く1年!
BAKEを応援してくださる皆さま、BAKEのお菓子を好きでいてくださる皆さまに、引き続きおいしいお菓子としあわせをお届けできるようBAKEメンバー一同努めてまいります。
■KICKOFF MEETING 2024 運営チーム
笠井 英一 / 河西 宏尚 / 並木 亮輔 / 浦野 紗衣 / 青木 桃加 / 宇田 栞 / 三好 祐介 / 末田 遥香 / 福田 一樹 / 望月 直人 / 木幡 博 / 久保田 由美
Text by 久保田 由美 Photo by 森山 広三