ある日、BAKEの社員がFacebookにこんなことを投稿していました。
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」⠀
これは、わたしの好きな言葉のひとつ。 もともとはアフリカのことわざだそうです。
仕事を通して「遠くへ行きたければみんなで行け」をBAKEで実現したいなと思って入社しました。
私はいま、BAKEで総務担当として働いています。総務は「縁の下の力持ち」や「社内のなんでも屋さん」と言われがちなポジションですが、BAKEには”それだけじゃない”総務が必要なんだと感じています。
なぜならBAKEは
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」⠀
ではなく
「みんなで、早く、遠くへ行く!」ーー
……と書いていたのは、BAKEの総務である久保田由美さん。
彼女は、新卒で印刷会社の営業職を経験し、その後は総務としてIT系の企業に転職。2社目の会社では、マザーズ上場も経験しました。
「総務は、縁の下の力持ちだけじゃないんです」
と語る久保田さん。まさに近い将来上場を目指して進んでいるBAKEですが、久保田さんの仕事はどのようなものなのでしょう?
まずは、BAKE入社のきっかけを教えてください。
久保田:前職のころ自由が丘のお店に立ち寄って、すっかりチーズタルトの虜に(笑)。
久保田:それから他のお菓子のことも知ったのですが、当時たまたまTwitter経由でこのTHE BAKE MAGAZINEのことも知り、企業活動そのものにワクワクさせられたんです。
社員インタビューの記事だったり、「お菓子を、進化させる。」という企業ミッションに向かって面白い人が集まっているんだなぁ、と。
直感的に「もっと遠くへ、みんなで行くぞ!」というムードを感じました。
社員同士でこんな話をするのもなんですが、このTHE BAKE MAGAZINEを見て、BAKEのことを深く知ってくれた人が入社してくれる……というのは、本当に嬉しい限りです!
久保田さんはずっと総務の仕事をされていたのですか?
久保田:BAKEは4社目なのですが、新卒は印刷会社の営業職でした。2社目でジョブチェンジし、総務としてIT系の企業に転職、マザーズ上場を経験したのはその頃です。
総務として上場を経験されているのですね。
久保田:はい、本当は営業事務の希望だったのですが、総務担当として入社することに。ここだけの話、当時は総務って何をするかもよく分かってなくて……
“地味にコツコツ”というイメージが強かったので、わたしの性格にも合ってるかも、くらいの考えだったんです。
実際にはどんなお仕事だったのですか?
久保田:2社目に入社したら、まさに上場準備まっただ中! 主幹事証券会社の審査や、東京証券取引所の審査に同席したり、オフィス移転を担当したり……
上場時のコーポレート部門って、なかなか経験できないキャリアですよね。
久保田:当時は初めてのことだらけで目が回りそうでしたが、とても貴重な経験をさせてもらいました。総務の仕事が、働くひとのモチベーションアップや、企業の業績にも影響するんだ、という意識が強くなりましたね。
総務=ルーチン業務、というイメージがガラリと変わったのも、その頃です。
BAKEに転職してどうでしたか?
久保田:私がジョインしたのは2017年の7月で、まさに急成長中!という勢いを毎日感じていました。私の入社後も新店舗が次々とオープンしていって、社員やアルバイトさんも増えていきました。
8月にオープンしたRINGOルクア大阪店
8月にオープンしたBAKE CHEESE TARTそごう神戸店
THE BAKE MAGAZINEで読んだ印象と、実際はたらいてみたBAKEの現状に、ギャップはなかったでしょうか?
久保田:THE BAKE MAGAZINEを読んで「バタバタしてそうだなぁ」という印象はあったのですが、予想以上でした(笑)。特に出店ラッシュの時期には、本社内の色々な部署の人が現地に駆けつけますよね。
私も声を出しながら行列整理をやったことがあります。
久保田:文化祭前みたいな感じで、みなさんなんだかイキイキしているんですよね(笑)。でもそんな時は、本社には人がまばらになっちゃって。どうしても人海戦術で対応しないとまわらない部分があるんだなと感じました。
「人、少なっ!」ってなりますよね(笑)。そんな中、どういったお仕事から着手されたんでしょう?
久保田:日々成長している企業規模にあわせたルールの見直しや、社内情報を整理するところからですね。
確かに、顔をつき合わせて仕事をしていた距離感から、今は異なるフロア、異なる地域、異なる国で仕事をしていくようになっているからこそ、その基盤づくりは必要ですね。
久保田:はい。基盤づくりなんかは、すぐに成果や効果のでるものではありません。最初は「なぜそんなことやるの?」と思われても、1年経って「あの時整備しておいてよかった!」という事例は本当に多いです。
さらに平行して、取締役会や経営会議の事務局、社内イベントの事務局にも参加しました。BAKEの全社員総会「BAKE Communication」も運営に回りました。
そうそう、その記事の中で、こんな一節がありますが……
「どうして、年功序列なんだろう?」 「どうして、形骸化した決まりを守らなければいけないんだろう?」 「どうして、現場を知らない人の承認をずっと待たなければいけないのだろう?」 THE BAKE MAGAZINEで社員一人ひとりの取材をしていると、これまで、多くの「どうして?」を抱えながら、大きな組織の中で苦しんでいた……という人が、非常に多い。
久保田:みんなの「どうして」を変えていくのが総務なんだと、目の覚めるような思いでした。記事を読んで改めて気づかされましたね。今でもたまに読み返して、この気持ちをわすれないようにしているんですよ。
みんなの「どうして」というジレンマを変えていくのが総務、なんですね。
久保田:もちろん、保険の管理、オフィス用品の発注、新メンバーのPC手配などなど……コツコツとこなす「縁の下の力持ち」的な仕事もあります。
でもイベントごとが多い会社なので、ルーチン外の仕事も多く、刺激があって楽しいですね。
最近だと、白金台のオフィス増床プロジェクトではBAKEの店舗設計やクリエイティブチームとプロジェクトを進めたのですが、費用交渉からデザインまでしっかりこだわりを詰め込んでもらいました。
他部署と関わりながら、それぞれのオーナーシップのもとに、目に見えるモノが完成していくのはやりがいがありますね!
これまでは6階の1フロアを使っていたが、同じビルの2階をBAKEのオフィスとして増床。社外とのミーティングやイベントを中心に活用している。詳しくはこちら。
お菓子をモチーフにしたアートフォトがぐるりと囲んで、とても個性的なフロアになりましたよね。
久保田:はい、撮影ではヒヤヒヤしたりもしましたが、すごく楽しかったですね。他にも、世の中にでる前のお菓子やパッケージ、オープン前の店舗イメージを一足はやく見ることができるのも、BAKEで働いてるからこそ感じられる喜びですね。
「お菓子と関わりたい!」という人も多い中で、総務の仕事は一見、オフィスワークばかりで、お菓子やさんらしからぬ業務が多いのかな? と思っていたのですが……
久保田:いや、BAKEのミッションステートメント「お菓子を、進化させる。」という言葉を仕組みや環境面から支えていくのが、BAKEの総務だと思っています。コーポレートだから直接お菓子と関係ない、なんて思わずコーポレートの立場から、どうやったら進化させることができるかを本気で考えていきたいんです。
具体的に言えば、どんなところでしょう。
久保田:たとえば店舗で使いづらいルールや運用を見直したり、少しでも申請が楽になるような業務フローを考えたり。企業活動が正しくスムーズに機能できるように、やれることはまだまだたくさんあります。
進化を加速させてくれる、お仕事ですね。
久保田:そうありたいですね。とはいえ、私自身の知識も、メンバーも足りていない状況で。総務担当や、コーポレート部門の複数ポジションで、絶賛仲間を募集中です!
これからBAKEに入社したら、どんなことが待ち受けているのでしょう?
久保田:ずばり数年内の上場に向けて、コーポレート各部門で体制を整備しています!
総務だけでなく経理・財務・経営企画・法務・採用・労務といったコーポレート部門が一丸となってプロジェクトを進めている真っ最中なんです。
このタイミングでBAKEのコーポレート部門にジョインすると、上場に向けた仕組みづくりに関わることができる、というのは大きいのではないか、と思いますね。
久保田さんにとっては、二度目の上場準備ですね。
久保田:頑張らなきゃですね。今日お話したように、BAKEの総務の仕事は本当に幅広いんです。だから総務としてのキャリアに興味がある方だけでなく、会社の成長を支えたいという方にはとてもよい環境だと思います。
「みんなで、早く、遠くへ行く!」
これを私たちコーポレート部門、そして総務がしっかりバックアップしていきたいです。個人の力を高めることも重要ですが、私たちはチームとしてパフォーマンスをあげたいと考えています。
守りと進化、どちらも大切にできる方と、良い総務チームをつくっていきたいです!
刻一刻と状況が変わっていくBAKE。そんな変化し続ける企業の軸には、久保田さんたち総務のメンバーや、コーポレートチームの存在があります。
「みんなで、早く、遠くへ行く!」
そんなチームの仲間を、今日も募集しています!
文章:久保田由美(BAKE inc.総務)、名和実咲(THE BAKE MAGAZINE) 写真:名和実咲 編集:塩谷舞