PRで商品の認知度を「ちゃんと」高められている? 体験者が幸せになる、効果的なPR施策とは…

2016.09.22

こんにちは! THE BAKE MAGAZINE編集長の塩谷(@ciotan)です。

「全国的に、自社の商品を認知させたい!」とお悩みのPR担当者様はいらっしゃいますでしょうか。

私もPR業をかじっている身なのですが、なかなか難しいですよね、PRって。ニーズを読み違えて話題性だけを追求しても、「キャンペーンは話題になってるのに、商品は売れてないどころか、認知もされてない……?」という悲惨な事態になることも……。

商品をちゃんと手にとってもらえて、認知してもらえて、しかも体験者が幸せになるようなPR施策ってどんなものだろう? と、日々いろいろと探しております。


そこで! 個人的に好きなPR施策を勝手にご紹介すると……

http://www.asuka-xp.com/kuroneko-shinjuku.htmlより
http://www.asuka-xp.com/kuroneko-shinjuku.htmlより

ニャッ

http://www.asuka-xp.com/kuroneko-shinjuku.htmlより
http://www.asuka-xp.com/kuroneko-shinjuku.htmlより

街中に現れた巨大クロネコの鼻を押すと、クロネコヤマトの新サービス「宅急便コンパクト」の箱が「舌から出てくる」という体験型PR。各地で長蛇の列になったそうで、みんなが出てきた箱をツイートしていて羨ましかったです!

しかもその箱、そのまま配送可能というからちょっと便利。(画像はこちらの記事からお借りしました!



また、ファブリーズと日本交通がコラボレーションして生まれた「クサくないタクシーを選んで予約できる」というコラボレーションPR企画もスゴい。

https://www.myrepi.com/tag/myrepi-febreze-febtaxiより
https://www.myrepi.com/tag/myrepi-febreze-febtaxiより

日本交通の配車アプリ、便利でよく使っているのですが、ある日突然「ファブリーズ」のロゴが周囲を走りまくっててビックリしました。そのタクシーを呼ぶと、ファブリーズの車内消臭用新商品がバッチリ装備されている!!そして、クサくない!

ファブリーズの実力を実感できるし、みんなハッピーな企画ですよね。



そして私たち、お菓子屋さんのBAKEでも。

この夏、BAKE史上最大規模のコラボレーションPR企画がドドンと執り行われました!!

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こちら飛行機の中。キャビンアテンダントさんの手にあるのは……現在、国内外24店舗がフル稼動中の焼きたてチーズタルト「BAKE CHEESE TART」

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機内食のデザートに、BAKE CHEESE TART。

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機内誌にも、BAKE CHEESE TART!!

そう。先月公開したこちらの記事「【号外】日本発の商品が、タイの国民的スイーツとしてこんなにも愛されていた…!」を既に読んでいただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、

タイのシリキット王妃のお誕生日である「母の日」をお祝いして、タイ航空の全ての国内便で1万個のチーズタルトがデザートとして振舞われる……というコラボレーション企画が実現されたのです。

もちろん、祝日なので飛行機はどこも満員状態。お客さんもビジネスよりもレジャー目的の方が多いので、スイーツ感度の高い若い女性も多数!

IMG_7520(これは私です)

昨年11月にタイ・バンコクで1号店をオープンしてから、今年5月に2号店、そして9月には3号店が立て続けに増えている、絶好調のBAKEタイランド。

その上に、1万個をお空の上で提供するという大型プロモーション!

ですが、そもそもどうしてタイ航空とコラボレーションしたのでしょう? そして、この仕掛け人は一体、どんな人たちなのでしょう!?

BAKEタイランドの仕掛け人たち

Once you're in Japan, you can't miss Japan's #1 cheese tart from BAKE….. Yummy! #Loveatfirstbake #bakethailand

Nuttawut Phowboromさん(@nuttawutphowborom)が投稿した写真 –



こちらのジェントルマンは、タイ人のヌタワットさん。BAKEタイランドの出資者の1人です。この写真の撮影場所は、BAKE CHEESE TARTルミネエスト新宿店前。ここがBAKEの1号店です。

プーケットにあるヌタワットさんの別荘が、超豪華すぎて大変だー! という様子は前回の記事でお伝えしましたが……

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(これ全部、別荘の中です!)

日本を訪れた際、BAKE CHEESE TART新宿ルミネエスト店でタルトを購入したヌタワットさんは

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「これは素晴らしい!ぜひタイでも展開したい!」


と、すぐにBAKE本社に連絡をくれたのです。

その結果、タイは今こんな感じ。


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ここはバンコクにあるBAKE CHEESE TARTタイランドの2号店、超人気……!

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こちらもバンコク。期間限定のポップアップショップですが、こちらもスゴい人気!

バンコクの街中も、黄色いBAKE CHEESE TARTの袋を持ち歩く人の多いこと! すっかり大人気商品になっておりました。。。

「いいビジネスを見抜くことには自信がある」というヌタワットさん。実際、様々な飲食ビジネスなどを成功に導いてこられたのですが、BAKEをタイで展開しよう!と決めた3つのポイントは何かというと……

その1.チーズタルトが最高に美味しい

th_n_「とにかく美味しい!日本の他のチーズタルトも食べたけど、BAKEの CHEESE TARTはチーズに酸味があり、サッパリしていていくつでも食べられる!」

その2.1ブランド1商品という、シンプルなビジネスモデル

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RINGO


株式会社BAKEでは、チーズタルトの他にも「クロッカンシューザクザク」「焼きたてカスタードアップルパイRINGO」という店舗ブランドがありますが、その全てが1ブランド1商品を徹底しています。


th_n_「普通のお菓子屋さんだと、たくさんの種類のお菓子を並べて、味やトッピングの数も増やそうとする。でもBAKEの素晴らしいところは、1ブランド1商品しか出さないところなんだ。すると、原材料の質を上げて、製造コストを下げ、とことん美味しさを追求することが出来る。だからハイスピードに他店舗展開することが可能なんだ。

BAKEのCEOである真太郎さんは、革新的な洋菓子のビジネスモデルを生み出してくれたよ!

その3.チームの素晴らしさ

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日本では1つ200円で「お手ごろ価格!」とも評判のチーズタルトですが、タイで販売するには大きな問題がありました。

日本とタイの食品の物価は全然違います。タイでチーズタルトを販売すると、1つ80バーツ。物価の差を考えると、日本人の感覚で「1つ600円くらいの高級品」なんです。(ちなみに、80バーツあるとタイでは超豪華なディナーが食べられます)

ですから、タイ出店前には「そんな大きな価格帯の壁は超えられるのか?」 という大きな不安がありました。そこでBAKEタイランドのチームは、セレブリティに向けたPRを行っていくことに。



こちらのまぶしい女性はKathaleeya Mclntoshさん、タイでは大人気の女優さんなのですが、彼女もBAKEタイランドの出資者の1人。BAKEをセレブリティに向けてたくさんPRしてくれています。



こちらの男性も、出資者の1人であるWillie McIntoshさん。彼もタイ屈指の有名タレントなんです。


こんな心強い味方がいるおかげで、BAKE CHEESE TARTはオープン前からタイのセレブリティたちの心をしっかり掴んでいたのです!

th_n_「BAKEタイランドのチームには、タイ屈指のセレブリティやビジネスのプロフェッショナルがいる。良いチームが組めたからPRも上手くいき、1つ80バーツという価格帯でもこうして受け入れられることが出来ました



そして、BAKE CHEESE TARTのブランド価値をさらに高めるために執り行われたのが、今回のタイ航空とのコラボレーション。




今回のコラボは、ヌタワットさんの奥様(写真右から2番目の女性)が中心になって実現されたそうなのですが…

th_bk「タイの国民にとって、シリキット女王のお誕生日は本当に特別な日。タイの成長を支えてくれた彼女のことを私たちはみんな、母親のように慕っているんです。だからこうして王女のお誕生日に、何かしらの形で関与できたということは、とっても名誉あるお仕事なんですよ」

と教えてくれました。

そう、とっても自国愛、王室愛の強いタイ国民の方々。

ですからタイ航空が「王妃をお祝いするための特別なデザート」としてBAKE CHEESE TARTを提供した今回のコラボレーションは、タルトを「格式あるスイーツ」として多くの方に認識してもらえる機会でもありました。

また、BAKE日本チームとの仕事についてもヌタワットさんはこう語ってくれました。

th_n_「BAKE海外事業部長の印牧さんは、海外と仕事をする…ということをよくわかっている。彼は、タイ人、台湾人、韓国人、中国人……それぞれの国民性を理解した上で、コミュニケーション方法を変えられるんだ。ブランドをグローバルに広めていく上で、彼のような人材が本国にいるのはとても大きいよ」


左から、印牧さん、タイ航空社長のジャランポーン・チョーティガサティアンさん、ヌタワットさん
左から、印牧さん、タイ航空社長のジャランポーン・チョーティガサティアンさん、ヌタワットさん


日々世界中を飛び回っている印牧さん。かつてはオーストラリアで寿司職人を目指していたという彼のユニークなバックグラウンドは、こちらの記事で紹介しています!

ランドスケープデザイナーから転身した、BAKEタイランドの中心人物

そして。BAKEタイランド一番の功労者は、こちらのお綺麗な女性。

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ケイトさん、32歳。「タイの東大」と言われているチュラロンコン大学の建築学科を卒業し、ランドスケープデザイナーとして働いていた超才女です。


彼女とBAKE CHEESE TARTの出会いもまた、新宿ルミネエスト店でした。



1年半前のケイトさんのInstagramには「ベイクがとても恋しい😭😭😭」と綴られていますが……

現在は、BAKEタイランドの中核を担うケイトさん。一体どんな出会いだったのか?お話を聞いてまいりましょう。

th_kate「2年前、BAKEってチーズタルトが美味しい!という噂を聞いて、日本に旅行に来たときに新宿に買いに行ったの。でも、閉店時間前に売り切れちゃって……。だから次の日また新宿に行って、タイの友人にお土産で渡すためにも何回も並んで、たっくさんのタルトを買ったの。ただ、ホテルで食べたらあまりにも美味しくって……全部自分たちで食べちゃった(笑)!



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「なんと! 当時は本当にただのお客さんで?」



th_kate「ええ。その時、私はランドスケープデザイナーとして会社に所属して働いていたの。でも、”1ブランド1商品”というBAKEの徹底したブランディングに強く共感して、ヌタワットさんたちと一緒にBAKEタイランドのプロジェクトを動かしていくことになったの。もちろん1番の決め手は、味が美味しいからだけど!


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「私も味が美味しいから、BAKEで働こうと思いました(笑)」



th_kate「やっぱり、みんなそうだよね(笑)。
ただ、チーズタルトを1つ80バーツで売ることになったのですが、それってかなりお高くって…。タイでは2食分のご飯代にも相当するの。だから、1店舗で1日800個売り上げたらOKかな? と思っていたんだけど、実際オープンしてみると、なんと4000個……!嬉しい誤算でしたね」


th_ciotan「最初、予想を上回り過ぎて、大急ぎで北海道からタルトを空輸していた記憶があります!」



th_kate「そうそう。そんなこともあったね。それまでは建築の仕事しかしてなかったから、私にとってBAKEの仕事は毎日が実験で、練習で、勉強だった。
ただ最初は、ランドスケープデザイナーの仕事とBAKEの仕事を、掛け持ちでやっていたから…」



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「掛け持ち? 忙しそう…!」



th_kate「それはもう!ただ私は、昔から建築の仕事をしたくて、大学で建築を学んで、ずっとその世界で働いてきたでしょ。だから建築の仕事も離れたくはなくって……」



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「そりゃそうですよ!」



th_kate「ただ、周囲のみんなが”今はBAKEがこれだけ成長してるんだから、ケイト、やりなよ!”と背中を押してくれた。だから今は、建築の仕事は完全に辞めて、BAKEにフルコミットしている。BAKEとの出会いが、人生のターニングポイントだった!


th_ciotan
「すごい。BAKEが人生を変えた……!」



th_kate「本当に! ただ、BAKEは仕事だけど、あまり仕事だという思いでやっていないの。大切に大切に育てて、これからももっともっと素敵なブランドにしたいから。 店舗で働くスタッフのみんなも、次々とお店がオープンして本っ当に忙しいんだけど、”今は頑張る時だ”とわかっているから、全力で取り組んでくれているの」



タイでは、お客様に「コップンカー」と手を合わせて感謝を伝えます
タイでは、お客様に「コップンカー」と手を合わせて感謝を伝えます



th_ciotan「日本生まれのBAKEが、タイでこんなにも情熱的に育てられているなんて……!!なんだか、めちゃくちゃ嬉しいです…!ちなみに、これからケイトさんは、BAKEをどう進化させていきたいですか?」



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「これからはロンドン、パリ、そしてシドニーにも出店したいわ」




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「なんと、そこまで大きな野望が!」



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笑顔が清々しいケイトさん。カッコイイ女性です!

北海道からやって来た、人生で一番美味しいチーズタルト

北海道で生まれた、BAKE CHEESE TART。

新宿ルミネエストに1号店が出来たのが、2014年の2月のことでした。その時「株式会社BAKE」にいたのは、代表の真太郎さんと、最初の社員田村さんの二人ぼっち。

ですが、そこから3年足らずで、BAKEは世界中で多くの人の人生を大きく変えることに……。もちろん、こうしてこの記事を書いている私もその1人です。


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2016年8月、お空の上で提供された1万個のチーズタルト。その効果は目に見えて大きく、ドンムアン空港に出店していたBAKE CHEESE TARTの期間限定ショップでは、イベント当日の売り上げは通常の倍近くまで膨れ上がりました。

さらにその後、ドンムアン空港の期間限定ショップは常設店になることが決定!

これまでバンコク中心だったBAKE CHEESE TARTの知名度も、タイ全土に広がっていき、各地での出店オファーも増え続けています。

もしあなたがタイ旅行に行ったら、街中で黄色いBAKEの紙袋をたくさん目にするはず。

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海外のBAKE CHEESE TARTには、こんなコピーが掲げられています。


“The best cheese tart ever  from Hokkaido.”
「北海道からやって来た、人生で一番美味しいチーズタルト」



このフレーズを大切にするのは、代表・真太郎さんの故郷への強い思いがあります。そのお話は、こちらの記事でお伝えしています。

→「スターバックスが、シアトルを有名にしたように。BAKEは世界中で、北海道のスイーツを有名にしたい」

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

Text by 塩谷舞(@ciotan


この記事の前半はこちらから

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