2015.11.30

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遅れる工事、届かない12万個のチーズタルト…。バンコクにBAKEを開店したところ……

遅れる工事、届かない12万個のチーズタルト…。バンコクにBAKEを開店したところ……

2015.11.30

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こんにちは! THE BAKE MAGAZINE編集長の塩谷です。 わたくしごとですが、先週はBAKEバンコク店オープンにあわせてタイに出張をしている予定だったのですが、なくなりました。 現場は、取材どころではなかったのです。 バンコク出張チームから伝え聞いた、大変すぎたBAKEバンコク店の様子をここにご報告致します。

工事の大幅遅れ、直前にゼロからの建て直し……

BAKEバンコク店のプレオープンは、11月20日。15日から工事がスタートしていたのですが……ちょこちょこタイに飛んでいたBAKE日本チームがみんなで現地に揃ったのは、プレオープンの前日、19日の様子。 日本より20℃も暑い国への出張。一同テンションが上がります。 到着! 左から、海外事業部の責任者・印牧さん。店舗開発チームの貞清さん。チーズタルトの品質管理をしている、パティシエの熊木さん。海外事業部の建部さん。そして最年少23歳、自由が丘店店長の木戸場くん。 そして。翌日11月20日にはもうここでタルトを販売している予定でしたが…… 工事します このBAKEの黄色い壁の内側に入ると……… 何も出来ていない 全然出来てません。これはプレオープンどころか、24日のグランドオープンすらあやうい!!!! 実は現地の施工業者さんに依頼していたところ、全く違うものが出来ていて、修正をしてもらうも、さらに図面と違う施工になっていて……の繰り返しで、全然作業が進んでいません。数日前に現場入りしていた責任者の印牧さんは何度もコミュニケーションをとりながらも、現地は戦々恐々としていたのです。 もちろん20日のプレオープンは絶対ピンチ。決断を迫られます。

th_kanemaki

「このタイミングですが、施工業者を変えましょう。そして、日本にいるデザインチームも呼びましょう…!」

th_sadakiyo

「日本のデザインチームの人達は、本来の業務と違いますが……致し方ないですね…!協力をお願いしましょう!」 と、まさかのグランドオープン指折りのタイミングで、ゼロから再スタートすることに。 でも事件は連発します。追い討ちをかけるような報せが……。

th_kanemaki

「船便で送ったタルト12万個が……まだ届かない……?」 日本からタイへと海を渡ったタルト。予定日になっても、お店に届きません。 罪なきタルト なんと、港での事件に巻き込まれ、罪なきタルトも検査対象に……結局その12万個のタルトは今もBAKEに届くことはなく、いつまでも検査待ちとして保管されることに……。

th_kanemaki

「待っていても仕方ないから、できる限り、空輸で日本からタルトを送りましょう!」 ここで、北海道にある限りのタルトを急遽、コスト度外視な冷凍空輸便で送ってもらうことに。印牧さん曰く、一瞬で快諾してくれた北海道の阿部部長が神様に見えたそうです。 一方現場は、あたらしい現地の施工業者さんと、急遽日本から飛んできたBAKEのデザインチームで必死の施工作業。 工事します この囲いの中で3日間、猛烈なスピードで施工が実施されました。外は平和。中は火の車です。 bake_bkk ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 完成ー! 店舗完成 こう書くとすごく簡単そうですけれども、全員・全力で施工し、店舗の完成までたどり着いたそうです。 男たち やりきった顔の施工チームのみなさん。

th_takasu

「10数年ぶりの現場監督やったわ……」 というのは店舗デザイナーの高須さん。本来は設計と監修だけのはずが、人員不足により緊急フライト日を早めて現場に駆けつけ、現場監督としてプロの底力を見せてくださったそうです。

th_印牧さん

「デザインチームの底力を見ました。本当にスゴかった。感謝です!!!(涙)」

無事オープン!が、お客様が来ない……

コップンカー 店舗は完成。タルトも焼き上がり、いよいよBAKE・バンコク店がはじまります!! しかし…… できました お客様がいらっしゃらない…。 最初のお客様… なんと、最初の3時間で、2名だけのご来店……。行列に備えて7名もスタッフが待機していますが、この通りお客様1名に、スタッフ7名という事態です。 BAKEでは、新店のオープン時、現地のPR会社さんとしっかり連携をして、メディア各社をご招待しています。 でも今回は、プレオープンをキャンセル、さらには予定していたプレス関係115社と30人のセレブ向けのパーティーまでキャンセルしてしまったために、しかるべき認知がなされていない状態で、グランドオープンを迎えてしまったのでした。 ですが、このままひっそりと営業をする訳にはいきません!有名インフルエンサーの方がSNSでチーズタルトを「美味しい!!」と投稿してくださったり、店頭でも広めてくださったりと、一丸になってBAKEを広報してくださいました! その影響もあり…… 賑わいました! 無事、お昼過ぎからは、大勢のお客様にご来店いただくことが出来ました。 あまりの注目ぶりに緊張して手が震え、タルトを箱に入れられなくなってしまうアルバイトさんも出てくるほどだったそうです。 その様子を、帰国した木戸場くんに聞いたところ……

th_kidoba

「タイ語はわからないんですけど、お客様はタルトをすっごく喜んでくれていました。現地スタッフのみなさんもとってもモチベーション高くて、楽しんで接客してくれて、BAKEで働くことがすごく嬉しいって、伝えてくれました!」 タイでBAKE仲間が出来た、自由が丘の店長の木戸場くん。怒涛のオープンを経て、アルバイトの女の子たちから圧倒的支持を集めていたそうです。吊り橋効果というものでしょうか。 その2日後にはテレビ取材なども入り、今では大変賑わっているバンコク店。 今ではFacebookの「いいね!」も2万を超えています!!

バンコクから自由が丘まで研修に来た、ファイさんとパールさん

そんなこんなで、超トラブル続きだったバンコク店。でも、しっかり者の店長のファイさん、副店長のパールさんがアルバイトチームをまとめて、現場を仕切ってくれています。 自由が丘店での研修 真ん中のメガネの女性がパールさん、その左側がファイさんです。こちらは、自由が丘店で研修をしていた時の1枚。 彼女たちは自由が丘店の研修中にスタッフが口にしていた 「オーブンあけまーす!」「オーブンしめまーす!」 という号令をすごく気に入って、そのままバンコク店でも使ってくれているそうです。バンコク店に行かれた方は、ぜひ耳をすませてみてくださいね!

次は韓国、そしてアメリカも!海外事業部は仲間を募集中

さて。次は韓国が12月にオープン!どんなトラブルがあっても、強靭なチームワークで乗り越えていく、印牧さん率いるBAKEの海外チーム。 現在は2つの職種で仲間を募集中です。どんな逆境にも負けない、ポジティブな心を持った方、お待ちしています! ・「BAKEアメリカ進出プロジェクト」を推進する現地責任者候補を募集! ・海外1000店舗を目指すBAKEの「海外スーパーバイザー」を募集!

BAKE CHEESE TART バンコク エムクォーティア店

・店舗名 :BAKE CHEESE TART Bangkok EmQuartier ・所在地 :GF, The waterfall Quartier, The EmQuartier ・営業時間 :10:00~22:00 ・販売価格   :80baht/1piece 450baht/6pieces サワディーカー!(こんにちは!)コップンカー!(ありがとうございました!) BAKE CHEESE TARTバンコク店、どうぞよろしくお願い致します! BAKEタイ ※当初用意していたイメージ画像。帰国した方々から聞いた話が全然穏やかではなかったので、こちらはメインでの使用を控えました。今は平和に営業しておりますので、バンコクの皆様、どうぞよろしくお願い致します!

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