ソウル店を設計するにあたってコンセプトとした点は2つありました。一つ目は、チーズタルトという、見た目も印象も柔らかな商品を引き立たせるために、あえて反対の印象も持つガラスを天板の素材のとして並べることはできないか?と考えました。結果的にはガラスをカウンターの腰として平面的に積むことで、ガラスを青く発光させ、天板を黒いステンレスとすることで強度を確保しながらブランドカラーの黄色を引き立たせるための対比色を空間全体に作ることを計画しました。これにより、商品とBAKEのブランドカラーをより一層目立たせることを試みています。

BAKEの設計方針である「足元を綺麗に魅せること」と、施設側の「足元は隠すこと」というレギュレーション、この矛盾する2点の方針を同時に解決させる方法として、上記の「カウンターの腰材としてガラスを平面的に積み、エフェクトをかけたように人物の足元も浮かび上がらせる」ことを思いつき、隠しながら魅せるというデザインが、今回大きな店舗デザインのポイントとなりました。 / 高須学